【2018年】銀行・信用金庫への転職は損?求人の傾向から見るタイミング

2018年の銀行や転職市場などの金融機関の転職市場はどうなのでしょうか。

転職はタイミングが大事です。いつ転職するかによって、選べる求人の数も違いますし、条件も変わってきますよね。有利な状況で転職したいものです。

2016年の転職市場は好調でした。年間の転職者数が300万人を超えました。これはリーマンショック以降でははじめてのことだそうです。それだけ、転職に動く人が増えているということです。

転職者も積極的ですが、同じように企業も中途採用に積極的になっているということでもあります。この状況がいつまで続くかは誰にもわからないわけで、時期は見極めなければいけません。

全体的な転職市場は熱いと言えるのですが、業界によってはそうとも言えない場合もあります。銀行や信用金庫などはどうなのでしょうか。

ここでは銀行や信用金庫の2018年の転職市場について見ていきたいと思います。

2018年の銀行や信用金庫の求人数は多い?少ない?

中途採用の求人を探すには様々な方法がありますが、最も多くの仕事を見ることができるのは転職サイトでしょう。DODA、マイナビ転職、リクナビNEXT、エン転職といった転職サイトは、非常に有名な転職サイトです。

2018年の3月時点で、どのくらいの求人数があるのかを見てみました。上に書いた4つのサイトで正社員の募集のものだけを検索しました。どのくらいあると思いますか?

244件ありました。すべての業種で見ると、数千件が各サイトにはあるのですから、ほんの一部にすぎません。これで全国の求人なんですよね。

2018年が転職する時期として適しているかどうかを判断するために、前年の同じ時期の求人数と比較してみましょう。下のようになります。

銀行・信用金庫の求人数の前年比

2017年の3月にも同じように件数を調べました。その時は217件だったんですね。ですから、27件も増えているんですよね。約10%増といったところです。

こうしてみると、2018年は転職するにはいい時期なのかなという気がします。

銀行の求人で提示される年収は?

年収がどのくらいなのか、転職者にとっては気になるところです。先ほどの244件の求人の年収について見てみました。

中途採用の場合の給与は、採用時に年齢や経験をもとに決まると思いますが、求人票にはあらかじめ、給料が載っているんですね。これを参考にします。

銀行・信用金庫の求人の年収

これを見ると、年収700〜999万円の求人の件数が最も多かったことになります。私はいろんな業種のデータを見ていますが、これは異例です。メーカーだと、500〜699万円あたり、サービス業では300〜499万円あたりに落ち着きます。

それに比べて、銀行はやはり高いということです。ますます魅力的な仕事だと思えてきます。しかも年収1000万円超の仕事も多くあります。高収入も夢ではありません!

どの地域の求人が多い?

銀行や信用金庫の求人を勤務地別に見てみました。転職サイトで244件も仕事が出るとは言え、そのすべてに応募できるわけではありません。働ける地域の求人じゃないと応募はできませんよね。

次のグラフをご覧ください。

銀行・信用金庫の求人の地域別比率

銀行や信用金庫の求人はかなりかたよっている印象でした。関東地方がかなり多いんですね。54%が関東です。その中でも東京が多い。東京都内を勤務地とするものが全体の50%です。半数は東京の仕事だということです。

ほかの業種だと、関西や東海地方も10%以上はあるものなのですが、そうではありませんでした。大阪府は8%、愛知県は7%しかありません。広島県は4%、福岡県は7%でした。

転職サイトは首都圏をメインとしている部分が強いので、こういう結果になるということもあると思います。

どんな職種の募集が多い?

次に見るのは職種についてです。営業、技術系、企画・管理、事務という分類で求人を見てみました。どんな仕事での募集が行われているのでしょうか。

銀行・信用金庫の求人の職種別比率

営業が最も多いようです。だいたい半分ぐらいは営業の求人のようですね。

未経験者歓迎の求人はどのくらい?

人材を募集する場合には、未経験者歓迎と書かれることがあります。これは経験がなくても大丈夫ですよというものですね。どのくらいの比率であるのでしょうか。

銀行・信用金庫の求人の未経験者歓迎比率

銀行や信用金庫の場合は、11.5%でした。これもかなり低い数字です。なぜこうなるのかは、後述したいと思います。

どんな仕事がある?

具体的にはどんな求人があるのか。実際に転職サイトにあった求人を見てみましょう。

例1 (マイナビ)

仕事内容 様々な業務を経験していただく総合職採用
給与 月給20万5000円以上
求める人材 金融機関での実務経験3年以上、金融機関業務に関わるフロント、ミドル、バック部門での経験、英語力(中級、上級レベル)

例2(DODA)

仕事内容 事業資金のファイナンス、ビジネスマッチング、新規事業や事業計画策定のサポート、海外進出のサポート
給与 月給20万5000円以上
求める人材 第二新卒者、社会人経験が1年以上5年未満の方、銀行の業務領域に強い興味や意欲をお持ちの方

例3(リクナビ)

仕事内容 口座開設の受付、預金のご案内、資信託、保険など、資産運用のご提案、住宅ローン融資のご相談対応など
給与 月給21万円以上
求める人材 接客・営業などの実務経験、幅広いキャリアを築きたい、お客さま視点で物事を考えらえる、周囲に提案していける意欲をお持ちの方

例4(リクナビ)

仕事内容 個人のお客さまや中小企業などに対する、総合金融コンサルティング
給与 月給20万円以上
求める人材 証券会社/銀行/保険会社など、金融業界で営業経験がある方、外務員一種または二種、ファイナンシャル・プランニング技能士の資格保有者

どこで仕事を探せばいい?

ここまで2018年の銀行・信用金庫の求人について見てきました。現状は見えてきたのではないかと思いますが、ここからはもう少し具体的な転職の話です。

おそらく、2018年も転職者には有利な状況なのでしょう。そこで、あなたも転職しようと思ったとして、どこで仕事を探すべきかという話です。

4つの転職サイトのデータを見てきたわけです。どれも有名なサイトなのですが、同じものだと思ってはいけません。それぞれの特徴があります。

例えば、求人の数も実はかなり差があるんですね。

銀行・信用金庫の求人数(転職サイト別)

転職サイトごとの求人の件数を表したものです。よくわからないのですが、DODAがとにかく多く出るんですね。

次に年収についての違いです。

銀行・信用金庫の求人の年収(転職サイト別)

DODAは高いんです。そもそも件数がDODAは飛び抜けていたので、年収の平均も上がったというわけです。DODAが高いのは金融業界だけではなく、他の業種でも同様です。

もう1つ、未経験者歓迎の求人の比率を見てください。

銀行・信用金庫の求人の未経験者歓迎比率(転職サイト別)

DODAという転職サイトは、いつ見ても、未経験者歓迎の求人は少ないんですね。未経験は不要なのかというとそうでもないと思います。おそらく、DODAというのが、経験者を前提とした転職サイトだということなんですね。

ですから、もし、若い人や第二新卒の人がDODAで探しても、見つかりにくいわけです。逆に経験がある人にとっては、使いやすいサイトでしょう。

自分にあったところで探すことが転職では大事なんですね。

転職サイトというのはただの箱ではないわけですよね。どんな仕事を集めるか、どんな人を集めるか、それぞれが戦略を持って作られています。

あなたはどこの転職サイトを利用すべきでしょうか。まずは仕事を探すための場所を間違えないように探してみてください。

求人の質で見るとどうなる?

ここで見てきたのは、あくまで求人の数(量)についてです。それでは、求人の質で見るとどうでしょうか。

やっぱり質の面でも転職サイトごとに違いはあるんですよね。つまり、どんな求人が掲載されているのか、これはいい転職ができるかどうかに関わる問題です。

次のページは、
転職サイトで求人を探すなら「数」よりも「質」を重視!
です。

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