エンエージェントの特徴と効果的な使い方
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エン転職を知っている人は多いと思いますが、エンエージェントはご存知でしょうか。人材紹介サービスです。
転職エージェントは、転職サイトと違って、求人を紹介してもらうことで有利な転職につながります。
ここでは、エンエージェントの特徴を他との違いも含めてご紹介します。あなたに合っているのかを知ってから使いましょう。
<目次>
エンエージェントとは
エンエージェントは、エン・ジャパン株式会社が運営している人材紹介サービスです。
2000年に設立、1000人以上の社員がいて東証1部上場企業ですね。
エン・ジャパンの転職者向けのサービス
エン・ジャパンでは、エン転職という転職サイトと、エンエージェントという人材紹介サービスが主に運営されています。
エン転職については、別の記事に書いていますので、そちらをご覧ください。
ミドルの転職というサイトは、エンエージェントとは別の人材紹介会社を探すことのできるサイトです。特にミドル層をターゲットにしています。
ここでは、エンエージェントを中心に書きますが、ミドルの転職のような転職エージェントを探すサイトが気になる方は、下記の記事をご覧ください。
「エン転職」と「エンエージェント」の違い
エン転職とエンエージェントでは、求人を探す人が違います。これが転職サイトと転職エージェントの最も大きな違いです。
転職エージェントの人は転職のプロですから、求人の探し方も上手です。これだけでも大きなメリットになります。
ですが、私が強調したいのは、どんな人がどちらを使うべきかという点です。エン転職よりも、エンエージェントを使うべき人はどんな人か。
このページで取り扱うエンエージェントの特徴をもとに見つけてください。
一般的に言える、転職サイトを使うべき人と転職エージェントを使うべき人の違いは、以下の記事をご覧ください。
求人の数はどのくらい違う?
エン転職とエンエージェントの求人数を比較すると、エン転職には、正社員の求人が約4,000件掲載されています。 一方で、エンエージェントには、2,000件が公開されています。
(最近は非公開求人が1万5千件と言っています。公開求人はほとんどありません。)
最近、エンエージェントはどこまで本気なのかよくわからなくなっています。 エン転職とミドルの転職で満足しているような感じすらあります。
これから何が言えるかと言うと、エンエージェントは、まだ未熟だということです。
逆にエン転職は、今やリクルートに次ぐ2番手にまで成長していると言われます。 かなり急激にエン転職が伸びてきたという状況がありました。
ところが、エン転職の求人数も2020年には減少に転じており、あまり勢いが感じられなくなっています。
転職エージェントとしての位置づけ
転職エージェントは全国に2万社もあると言われています。その中でエンエージェントは、どのような特徴があるのかを見てみましょう
当サイトでは、転職エージェントを4つの観点から、大手、中堅、小型の3種類に分類しています。
エンエージェントは、どの分類に入るでしょうか。
求人数
求人数から見れば、小型と言ってもいいぐらいです。 最大手とされるリクルートエージェントと比較してみましょう。 下の図ぐらいの差があります。
ちなみに転職サイト同士で比較すると、エン転職の求人数は、だいたいリクナビNEXTの半分の求人数です。
拠点
拠点は意外と多いのがエンエージェントの特徴でもあります。東京、横浜、名古屋、大阪、福岡と、全国で5都市にあります。
(現在は、東京、大阪、名古屋、福岡の4都市しかないようです。)
大手の転職エージェントでも10都市ぐらいですので、求人数の割には多いと言えますよね。
エンエージェントの特徴
上記に書いたようなことから、エンエージェントの特徴を考えると、まだ物足りない印象はありますよね。とにかく求人数が少ないのです。
エン転職で求人を探してみてください。条件を絞っていくと、ほとんど残りません。さらに求人が少ないのがエンエージェントです。
ある業種に特化しているわけでもなく、総合的に集めている求人の数という意味では少なすぎる印象です。
エン転職の知名度も上がってますから、今後に期待するにしても、今の段階では他の転職エージェントよりもエンエージェントを選ぶ理由は特に見つかりません。
エンエージェント独自のサービスとしては、以下のようなものがあります。
適性診断テスト
初回面談時に独自の性格価値観診断テスト「3E-p」が実施されます。下の図のような結果が出るようです。
これをマッチングの材料にしているんでしょうね。
エンエージェントを使うメリット
上に書いたような特徴をもとに、メリットとデメリットを考えてみましょう。
エンエージェントの公式サイトでは、このように書いています。
エンエージェントを使うメリット
- 自分の客観的な価値を発見できる
- 非公開求人の紹介が受けられる
- 面倒な手続きもすべて代行
これが何かエンエージェント独自のものかと言えばそうではなく、どこの転職エージェントを使っても同じことです。
エン転職のリポート
エン転職を見ると、求人に「取材担当者のコメント」というのがあるのをご存知でしょうか?
おそらく現地に行って見てきているんだと思います。以下のようなコメントが書かれています。短いですけど、社内の様子を撮った動画があったりもしますよね。
エン転職の取材担当者のコメント
- 取材から受けた会社の印象
- この仕事のやりがい、厳しさ
- この仕事の向き、不向き
エンエージェントではなく、エン転職の話ですが、こうして企業に行っているのは魅力的です。生の情報を入手できるますからね。
これをエージェントの方で活かされれば、より具体的な企業の欲しい人材について把握できるはずで、エンエージェントを使うメリットになってきますよね。
ですが、これを求人数の多い大手がやるのは難しいことなのも事実です。JACリクルートメントという転職エージェントがありますが、やっぱり大変そうです。
エンエージェントのデメリット(弱点)
もうだいぶ書いて来たのですが、改めて言うと、まだ未熟な点です。
拠点のわりには求人数が少ない
全国5都市に面談できる拠点があるのですが、求人数はそれほどありませんから、おそらくエン転職の求人の営業拠点なのでしょう。
求人の少なさがとにかく大手には及びません。
マッチング力
上に書いたように、エンエージェントは面談時に、診断テストを行うんですよね。アンケートもあり、そこから転職先を探すんですよね。
これがいわゆるマッチングです。どんな希望があるのかを聞いて、それに合う企業を探す。企業の要望を聞いて、それに合う転職者を探す。
だいたい大手の転職エージェントはこういうマッチングを行いますが、これが有効になるためには、かなりの求人数が必要です。
エンエージェントの求人数では少なすぎです。
どこまで本気かよくわらない
確実にエン・ジャパンにとっては、エン転職は本気だと思います。一方、エンエージェントに対してはどのくらい本気なのか見えてきません。
Webサイトの情報も、あまり充実していませんしね。どうなんでしょう・・・
エンエージェントが有利な転職
エンエージェントを使いたいケースは、エン転職で見つけた求人に人材紹介で応募できるのであれば価値があります。
実際に企業に行っているので、その情報をぜひ聞きたいところです。逆に言えば、それぐらいでしょうか。
面談(キャリアカウンセリング)
エンエージェントに登録すると、まずは面談がありますよね。日時は平日夜間や土曜日の面談も可能です。場所は以下の通りです。
東京 | 地下鉄丸ノ内線「西新宿駅」 直結 |
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名古屋 | 地下鉄名城線、東山線「栄駅」2番出口すぐ |
大阪 | JR「大阪駅」、私鉄「阪急梅田駅」駅御堂筋口 徒歩5分 |
福岡 | 福岡県福岡市博多区博多駅東2-2-2 博多東ハニービル3F |
エンエージェントの登録方法
エンエージェントの利用は無料ですが、会員登録が必要です。
「60秒で完了!」と書かれているだけあって、入力項目も少なく、簡単です。ほとんど選択です。ここに書いているのはパソコンでの登録の場合です。
会員登録時の入力項目
プロフィール | 氏名、フリガナ、生年月日、性別、メールアドレス、連絡先(携帯電話番号)、住所、最終学歴 |
---|---|
直近の業界 | IT・通信・インターネット、メーカー、商社、サービスなどから選択 |
直近の職種 | 営業系、事務職系、技術系、クリエイティブ系などから選択 |
直近の雇用形態 | (必須ではない)正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、業務委託、その他から選択 |
経験年数 | 「1年未満」~「10年以上」の中から1年単位で選択 |
転職回数 | 転職経験なし、1回、2回、3回、4回、5回以上から選択 |
直近の就業状況 | 在職中、離職中、就業経験なしから選択 |
スマホの場合は選択式がほとんど
スマホの場合は、転職時期などもあります。ほとんどが選択で回答する形で進みます。
パソコンでの登録
公式サイトから「転職サポートに申し込む」というオレンジ色のボタンをクリックすると、会員登録画面に行きます。
後は上記の会員登録時の入力項目を記入して送信します。3か以内に連絡が来ます。
スマホでの登録
スマホの場合は、オレンジ色のボタンを押すのは同じですが、会員登録画面がちょっと違います。
該当するものを選んで、次へ進むという流れです。
エンエージェントで採用されないとき
エンエージェントに登録して、求人を紹介してもらって、応募したけど、書類選考が通らないというようなケースは大いにあります。
自信を失ってほしくはありません。エンエージェントは、採用されるという点からするとだいぶレベルの高いエージェントです。
エンエージェントで採用されないときの2つの選択肢
エンエージェントは、まず求人数が少ない特徴があります。もっと大手の転職エージェントに行けば、紹介される求人数も多くなります。
もう1つは、マッチングに頼らない転職エージェントを選ぶこともおすすめです。小さな転職エージェントです。
エンエージェントは、求人数が少ないけれど、マッチングで探すという、とても中途半端なやり方なのです。
おすすめの組み合わせ
最後に、エンエージェントと組み合わせたり、乗り換えたりする上で注目しておきたい転職エージェントを紹介します。
リクルートエージェント
エン・ジャパンとよく似ているのが、リクルートです。とは言っても、その規模はかなり違います。リクルートは最大手ですからね。
エンエージェントを利用するよりも、多くの求人の中で探せる分、有利になります。
中小の転職エージェント
転職が決まりにくいかなと不安なときは大手のエージェントだけでなく、中小の転職エージェントを使うのがいいんです。
中小の転職エージェントのスカウトを受けられるのがリクナビNEXTです。 登録しておくと、スカウトやオファーが来るのですが、そこには小さな転職エージェントからくるものも多くあります。
まとめ
エンエージェントは、人材紹介サービスとしては、まだ使うには早いと言えます。おそらく、これからもっと充実してくると思いますが、現状では他の転職エージェントを使うのがいいでしょう。
エン転職が人気ですけど、同じようにエンエージェントについても考えるのは違います。
このサイトでは、様々な転職エージェントの特徴を紹介していますので、ぜひほかのサービスと比較してみてください。