中途採用の選考では学歴があると不利?転職者が学歴を無効化する方法

      2017/06/15

中途採用の選考では学歴があると不利?転職者が学歴を無効化する方法

学歴はあった方がいいとは決して言えない

転職しようと何社か応募してみる。

不幸にも不採用が続くということは珍しくない。

そこでどう思うだろうか。

学歴がないから落とされるんだと思う人は多い。

しかし、逆に学歴があるから落とされたと思う人はいるだろうか。

おそらく、ほとんどいないはずだ。

学歴があれば、転職もなんとかなると思っていたら大間違い。

学歴を味方につけるか、欠点にするかは、大きな違いだ。

どうすればいいのか、考えてみる価値はある。

学歴はあった方が有利なのは事実

学歴があるというのはどういうことか。

頭がいいということ…かもしれない。

では、学歴があれば仕事ができると言えるのか。

そうは言えない。

全く言えない。

なぜなら、学歴がない人でも活躍している人は多い。

それはどの企業でもあることだ。

社長の中には、学歴を邪魔に思っている人も少なくない。

その事実を受け入れなければいけない。

とは言うものの。

勘違いしないで欲しい。

私は学歴はあった方がいいと思っているのである。

自分の子どもに学歴を積ませてあげたいとも思う。

しかし、そればかりでは何の役にも立たないことを知ってほしいのである。

学歴が邪魔するケースはよくある

よく耳にするようなケースがある。

学歴が邪魔に感じるというような話はそこら中にある。

例えば、新しい事業を展開しようとする。

頭の良い人というのは、だいたい否定的なことを言う。

なぜそうなるのかはよくわからないが、そうなるのが一般的だ。

原価を落とすのは不可能だとか、採算が合わないと言い始める。

これを高卒の社員に伝えると乗り気になる。

そして、やってみたら成功する。

こんなケースは意外と多くの企業で見られるケースなのだ。

この経験をした社長はどう思うか。

学歴なんてものは邪魔だと思うのである。

学歴のある人にとってやっかいなのは、何か。

経験から学んだことを、なかなか覆せないことである。

あなたがどんなにいい事を言ったとしても、経験に裏付けされたことを変えることは到底できないのだ。

たぶん、学歴のある人が成功するケースは多いのだろう。

しかし、それは当たり前のことだから、印象に残らない。

その逆が起こると、人間の記憶には残りやすいのだろう。

社長はそうやって、学歴に否定的になっている。

やがて、それは定説となってしまう。

学歴を有利なものにするコツ

まずは学歴には不利な面があることを理解しよう。

そして、その上でどうすればいいのかを考える。

そのためには有利であったはずの学歴は捨てることだ。

それは意外と難しい。

しかし、やってみると相手の反応も変わってくる。

捨てるとは具体的にどういうことか。

学歴のことを自慢しないというようなことではない。

捨てるとは、学歴の高い人がやりそうなことを捨てるのである。

よく言われるのは、頭で考えることだ。

頭で考えて、無理だと言うケースに納得がいかないのである。

では、そういう場合をイメージしてみよう。

社長があなたに新しい事業について話してくれた。

さて、どうするか。

無理だと言ってはいけないのは当然だ。

無理そうかもしれなくても、無理とは言わない。

ここで、大事なのはなんだろうか。

それは、社長がどのような答えを期待しているかなのである。

これなら行けるかもと感じている人が社長なのだ。

それをいくら間違っていると証明できるからと言っても、否定するのはかわいそうではないか。

そういう人は、肯定的な返事を期待しているに決まっている。

考えてみれば、それは容易に想像できる。

ここが、学歴の高い人に欠けていることが多い。

事業に対しての感想を聞かれていると思ってはいけない。

事業を考えた相手への感想が先ではないだろうか。

相手の気持ちを考えれば、その時に学歴は捨て去られる。

自分が正しいというよりも大事なことがある。

それを知らないから、損している。

学歴は最初に伝わるから逆転が必要

転職活動での応募はまず履歴書や職務経歴書を送ることから始まる。

そこには確実に学歴を書くことになる。

名前と学歴。

最初に相手に伝わってしまうのである。

もし、相手が学歴に対してマイナスのイメージを持っているならば大変だ。

逆転しなければいけないのだ。

それだけ、職務経歴書には逆転できる内容を書かなければいけない。

その観点はもうおわかりだろう。

自分を書いてもダメなのである。

相手をまず考えて、書かなければいけない。

面接でももちろんそうだが、書類の時点ですでに学歴でのマイナスがある。

相手を最優先に考え、相手が聞きたいことを書いてやる。

これが一番正しい学歴の無効化だと思う。

 - 転職の心構え