採用面接は会話。苦手なら相手を楽しませるテクニックを身に付けろ!

      2018/05/02

採用面接は会話。苦手なら相手を楽しませるテクニックを身に付けろ

面接が苦手なら

転職活動に限らないが、口下手なことをコンプレックスに思う人は多い。

会話が苦手という人もいるだろう。

ここでは面接がうまくいかない人のためのちょっとしたテクニックを紹介する。

いつも緊張してしまう人。

会話が盛り上がらない人。

面接をもう少しレベルアップしたい人。

面接を苦手に思っている人は多い。

少しでもその苦手意識を克服できればと思う。

中途採用の面接をイメージしながら読んでほしい。

転職活動の目的は採用されることだ。

採用されるためには、面接は避けて通れない。

ただ、逆に面接がうまくいくなら、グッと採用される可能性が高まる

面接とは会話である!

面接とは会話に他ならない。

面接は採用を目的とした試験と捉えがちであるが、もっと単純に言えば会話である。

会話は毎日の日常の中にあふれているし、私たち人間は会話なしでは生活が不自由だ。

そのくらい生活に根ざしたものなのに、「面接」という名前がついた途端に苦手意識を持ちやすい

ならば、会話という観点で面接を捉えてみたらどうかと思う。

面接での会話は盛り上げなくてもいい?

会話を盛り上げると考えるとこれも難しい人が多いだろう。

面接が会話だとしても、話が上手じゃない口下手だという人には、余計に面接への苦手意識を持たれてしまうかもしれない。

だが、盛り上げなくてもいい。

盛り上がるというのは会話に参加している人が楽しくなる雰囲気だ。

面接で言えば、面接者と応募者。

2人とも盛り上がる必要はないのが面接である。

大事なのは相手だけ。

自分は楽しくなくてもいい。

必要なのは、相手に面接という会話の場を楽しんでもらうこと。

これで面接は成功する。

つまり、面接ではどうやって相手に楽しい気分を与えられるかがポイントになる。

面接で使うことのできる武器は言葉だけではないが、まずは言葉について考えよう。

自分の発する言葉で相手を楽しませるにはどうするか。

言葉で相手を楽しい気分にさせるには

あなたならどうするだろうか。

面接というのをいったん置いておいて、普段相手を気分良くさせるには何を言うだろう

例えば、相手が心地よいと思える言葉を並べるというのも1つの方法ではある。

相手が男性なら「男前ですね」。

女性なら「きれいですね」と言う。

さすがにこれは面接となるとレベルが高い。

というか、いきなり面接でそんなこと言えないだろう。

そのへんでの会話ならできたとしてもだ。

でも、こういうことであるのは確かだ。

昔から相手の気分を良くするために使われているのが「お世辞」である。

この考え方に立って、もう少し面接にふさわしく、スマートな方法を考えてみよう。

謎を解く感覚を与える

スマートに相手を心地よい気持ちにさせるにはどうするか。

お世辞を言わずに、気分を良くさせる方法はある。

それは、謎解きである。

どちらかと言えば、スッキリするといった方が良いかもしれない。

謎を解くとスッキリする。

わからなかったことがわかるとスッキリする。

数学の問題が解けたときもスッキリするだろう。

一種の満足感を味わえる。

これを面接で相手に与えるのである。

では、どうやって?

面接に謎解きの要素を含ませる

面接では少なくとも相手が自分を知ろうとしていることは確かだ。

でも、面接が始まった時、相手には履歴書と職務経歴書の情報しか与えられていない。

知りたいことは面接の場で探るしかない。

どうだろう。

まるで謎解きではないか。

面接というのはそういう場であって、決して自分を試しているような場ではないのだ。

そこで履歴書と職務経歴書の情報は重要になる。

なぜなら、面接で謎解きのヒントになるからだ。

クイズをテレビで見たことはあるだろう。

クイズの問題は難しすぎても簡単すぎても回答者はつまらない。

どちらかというと難しめにするのが普通だ。

でも、それだとみんないつまで経っても答えにたどり着けない。

すると、クイズの司会者はヒントを与えるのである。

そのヒントも重要である。

すぐにわかってしまうようではつまらない。

答えがすぐにわからない程度のヒントこそ、いいヒントだと言える。

さて、あなたの履歴書や職務経歴書は、いいヒントを与えているだろうか。

つまり、謎を残すものになっているかということだ。

履歴書や職務経歴書に謎を残す

どういうことかわかるだろうか。

なんで?と思うことが残っているかということだ。

例えば、なんでろくに実績がないのにこんなに給料をもらっているんだ?とか。

なんで短期間で次々と出世しているのかとか。

もっと小さなことでもいいが、相手が気づいて、気になってしまうことでなければいけない。

もう少し具体的に書いてみよう。

昨年の実績が30件の受注で会社の中でトップ、それが評価された。

そして、翌年度から課長に昇格した。

こんな実績があるとする。

あなたは何を職務経歴書に書くべきか。

課長になったと書けばいいだけである。

書いたとしても実績まで。

会社でトップだったとかは書かなくていい。

それでは、全然アピールになっていないと思うかもしれない。

その考えが違う。

履歴書や職務経歴書はアピールするものじゃない。

もっと言えば、転職活動にはアピールなど必要ない

履歴書も職務経歴書も面接のためにあると思うべきだ。

面接のヒントを散りばめたものであるのが理想だ。

もし、書類選考だけで採用が決まるなら、意味は違ってくるが、普通は採用までに必ず面接がある。

そのときのヒントが履歴書と職務経歴書なのだ。

面接という会話を楽しめる仕組み

それでは、少し話を戻してみなければならない。

ヒントはなぜ大事なのか。

それは面接の会話を盛り上げるためであった。

会話で相手が楽しめるための、ちょうどいいレベルのヒントを事前に与えておく。

相手は履歴書と職務経歴書という応募書類を見て、疑問に思うことがあって面接に臨んでくる。

その疑問を解決したくて仕方がない。

だから、面接に呼ばれる。

つまりは、書類選考通過である。

面接では、質問が行われる。

回答する。

疑問に思っていたことが解決する。

ここに面接官の気持ち良さがあるのだ。

相手は喜ぶ、盛り上がる感情が生まれる。

採用になるだろう。

面接は決して試される場ではない。

会話をする場。

そして、会話はもともと人間が楽しめる要素を持っている。

ここで紹介した謎解き以外にも会話が楽しいと思えることはある。

そういったものが面接のテクニックになる。

会話の楽しさを相手に味わってもらうと面接は成功する。

そのための1つの方法が、ここに書いた謎解きである。

職務経歴書はあえて、疑問に思わせるように謎を残して書く。

つまり、面接で勝利する戦略はすでに履歴書と職務経歴書を書く時点から始まっていなければならない。

書類選考が通ったから面接対策をしようなんて考えるから、つまらない面接になるのだ。

転職活動は考えた分だけ強くなるし、考える者が勝てるのである。

そういう意味では、実に公平なのだ。

 - 面接のコツ