見えていない求人がある!一般人でも「天下り」を狙える方法とは

      2017/06/30

見えていない求人がたくさんあることを知らないと転職では損!

中途採用の求人はどのくらいあるのか

転職するには求人に応募する。

求人とは企業が出す募集案内だ。

その内容を見ながら、転職者は応募するかどうかを決める。

これが一般的な転職の方法である。

求人はどこにあるか。

ハローワークに行けば、たくさんある。

それ以外にも本屋さんには求人雑誌が売っている。

ネットの中にもたくさんある。

これらの求人がどのくらいあるだろうか。

例えば、有名な転職サイトで調べてみた。

2017年の3月のデータだ。

DODA:30,848件

マイナビ転職:8,010件

リクナビNEXT:8,657件

エン転職:4,658件

業種も職種も地域も指定しないとこれぐらいの件数があると出る。

かなり多いと思うのではないだろうか。

しかし、これだけではすまない。

DODAにはDODAエージェントサービスというのがある。

転職サイトのように公開しない求人が、そこにある。

だいたい、80~90%が非公開求人だと言うのである。

例えば、リクナビNEXTを運営するリクルートキャリア。

この会社は非公開求人を10万件以上持っている。

だいぶ非公開とされている求人がが多いのが現状である。

見えている求人、見えていない求人とは

転職サイトのような求人は見えている求人だ。

見えていない求人が非公開求人。

つまり、転職エージェントが持っている。

ただし、それでもやはり全体の中の一部である。

だいたい、リクルートエージェントで採用が決まる人が年間3万人ぐらいだそうだ。

一方、転職者数は2016年の1年間で300万人もいる。

まだまだ少ないといった感じだ。

転職サイトの見えている求人。

転職エージェントの見えていない求人。

これ以外にも、かなりの数の求人がある。

それはハローワーク?

いや、それでも足りないだろう。

ちなみに、ハローワークも見えている求人である。

見えていない求人が、もっとあるはずなのである。

見えていない求人の価値

見えていない求人はどこにあるのか。

流通していない。

だから、見えにくいのである。

「流通していない」ということはどういうことか。

ある企業の人事部の人の頭の中にあるのだ。

これが求人票として世の中に出ると、見えてくるわけだ。

ただし、さっきも言ったように求人票が作られるのは一部である。

ほんの一部。

それ以外は、求人票がないままに採用が決まっている

こういう転職の仕方があるわけだ。

しかも、最近は増えているというのだ。

社員の紹介や人脈で決まる転職も、その1つだ。

わざわざ求人票を作るまでもなく、ある人が連れてきてくれる。

そのまま、面接して採用という流れ。

転職するとき、求人票をたくさん見て、選んでいる人にとっては信じられないかもしれない。

しかし、実際にそうやって決まっているのがたくさんある。

わかりやすいのは、天下りだ。

何も財務省とか、経済産業省とか、そんなのばかりじゃない。

大手企業には、たくさんの下請けがある。

その会社に天下っていく人はたくさんいる。

大企業の出世コースから外れたら、そういう道がある。

天下りこそ、最高の転職方法

天下り。

すごく悪いものに聞こえないだろうか。

いつの間にか、悪い言葉になってしまった。

だが、実際は、そういう人を企業が欲しいと思っている。

だから、採用するのである。

この転職はうらやましい。

かなり楽である。

転職活動なんていうものは存在しない。

すでに会社間で決まっているようなもの。

こういう転職がいいなと思わないだろうか。

私は正直、「いいなぁ」と思う。

ため息とともにそう思う。

目指すべきは、こういった転職なのだ。

でも、普通の人には無理である。

無理でもいいが、それに近いことはできる。

人脈を使った転職である。

あなたに有効な人脈があるだろうか。

あるなら、それを使うのが一番いい。

転職の中で、最も有利なのは人脈を使ったものなのである。

これは間違いない。

人脈がない人はどうする?

人脈がない人は、人脈を作ることだ。

それなら、何ヶ月かかるかわからない?

そのとおりだ。

だから、転職エージェントを使うのである。

例えば、ある企業に入りたいとして、その企業の人を私たちは知らない。

だから求人票が出ないことには、企業にアプローチすらできない。

転職エージェントは、求人票で動かない場合もある。

これはどういうことか。

常にエージェントは企業との情報交換に精を出している。

次はこういう人材を募集しそうだという情報。

これは、言わば、まだ誰にも見えていない求人なのだ。

この情報を手に入れることができるのが転職エージェントの特権である。

しかし、なかなか大手では難しい部分がある。

大手はやはり求人票をもとに動く体質があるからだ。

つまり、見えない求人というのは存在しにくい。

もっと小さなエージェントに会ったことがあるだろうか。

彼らこそが、持っている可能性が高いのだ。

中小のエージェントで大丈夫?

小規模のエージェントは、特化型と言われる。

ある業界に特化している。

そうでなければ、対応できない規模しかないわけだ。

つまり、狭く深く、である。

エージェントの規模が小さいからと言って、馬鹿にできない。

大企業でも使っているのである。

なぜなら、小さいエージェントほど付き合いを大事にする。

大手のエージェントの場合はそうでもない。

会社単位での付き合いになる。

だから、わりと簡単に企業側の担当者も変わったりする。

それが中小だと、もう個人の関係になっている。

小さいエージェントの場合、会社ではあっても、もう個人事業主の集まりのようなものである。

これがメリットになる。

個人の関係ができているからこそ、見えない求人を知っているのだ。

見えない求人が欲しいならば、転職エージェントだ。

しかも、規模の小さなエージェントに会うことだ。

それが人脈となるのである。

ここからがまた難しい。

彼らから、価値のある求人を引き出さなければいけない。

見えない求人というのは見えていない分、あるかどうかさえわからない。

出してもらうしかない。

そのために、何ができるかを考えよう。

価値のある求人が、簡単に出てくるとは、思わない方がいい。

あなたがその求人を紹介する人として適切であることが、エージェントに伝わらなければいけない。

これも1つの転職活動なのである。

 - 企業・求人探しのコツ