女性が子育てからオフィスワークに復帰するときの仕事の探し方
結婚で一度退職したり、子供が生まれるため、退職して子育てに専念するケースは多いと思います。
子どもが少し大きくなれば、時間的な余裕が出てくる。 それと同時に、子どもの習い事など、お金の面でも仕事への復帰が必要になるのではないでしょうか。
このページでは転職サイトのデータなどをもとに、女性が子育てから仕事に復帰するとき、どのように求人を探すべきかを考えてみます。
<目次>
女性向けの転職サイトがある?
まず、みなさんも使ったことがあるかもしれませんが、求人サイトを使って考えてみます。
転職サイトにはたくさんの求人があるわけですが、条件を設定して絞り込みを行うのが普通ですよね。
リクナビNEXT、エン転職、マイナビ転職、@type、DODAといった知名度の高い転職サイトがあります。
これらは、それぞれリクルート、エン・ジャパン、マイナビ、パーソルキャリアという転職業界では大手の企業が運営しています。
そして、これらの会社は、女性に特化した求人サイトも運営しているんですよね。
女性が使える転職サイトは?
上記の5社は、それぞれが女性向けに転職サイトを運営しています。
リクルートは「とらばーゆ」。
マイナビは「女性のお仕事」。
エン・ジャパンは「エン転職WOMAN」。
キャリアデザインセンターは「女の転職@type」。
DODAはあまり女性に特化したサイトがないようですので、ここでは除外します。それぞれの特徴を見てみましょう。
求人数をチェックする
一般の企業で働くなら、いわゆるオフィスワークで探すことになります。 職種で言えば、事務、受付、秘書、経理などがオフィスワークですよね。
例えば、リクルートのとらばーゆでは、235件が掲載されています。 とらばーゆはオフィスワークよりも、医療事務や看護師などの求人が多いようです。
マイナビでのオフィスワークの求人は、1118件もあります。エンWOMANは389件。女の転職@typeは417件です。
とらばーゆ | マイナビ | エンWOMAN | type |
---|---|---|---|
235件 | 1,118件 | 389件 | 417件 |
こうして見ると、マイナビが一歩リードしている感じがしますね。
子供がいる女性が求人を探しやすいサイトは?
次に子どもがいる女性が仕事を探すときに探しやすいかどうかに着目します。 例えば、エンWOMANでは、以下のような項目で検索することができます。
エンWOMANの女性向け検索項目
- 産休・育休取得実績あり
- 託児所・育児サポートあり
- 残業殆どなし(月20時間以内)
- 18時までに退社可能
- 女性社員50%以上
- 女性管理職登用実績あり
- 子育てママ在籍中
- 上場企業
マイナビの場合は、
「女性のお仕事」の女性向け検索項目
- 女性社員5割以上
- 産休・育休取得実績あり
- 育児中の社員在籍中
子育てママ在籍中などで検索すると、働きやすい職場が見つかるかもしれませんね。
女の転職@typeの気合いが違う!
ここまで実際のサイトの情報を見てみました。
求人検索の項目や求人数をこまかく見ると、データ的にはマイナビやエンWOMANがいいような気がします。 でも結論は違います。
結論的には「女の転職@type」が一番だと思います。
何が違うって気合いが違うんですよね。 マイナビもエンもサイトの感じが男性向けでもあるマイナビ転職、エン転職と同じ雰囲気。
女の転職@typeはデザインなどがオリジナル。 この違いは大きいと思いますよね。気合いの問題で。
マイナビとエンはどうしても、使い回しとは言わないまでも、「ついで」感が強い気がする。 マイナビ転職にも載っている求人が、女性のお仕事にも載っているわけです。
逆に@typeは、実際全部の求人を見たわけではないですが、別物の求人が多い。 つまり、女性向けサイトのオリジナル求人。
企業の立場として、本当に女性のいい社員を採用したいなら、女の転職@typeを使うだろうなと思います。 特化しているサイトの方が、いい人が応募してくれそうな印象を受けますからね。
なので、転職者の立場としても、女性にとっていい仕事が集まりやすい場所になっている気がします。
非公開求人もチェックする
転職サイトを離れて、非公開求人について触れておきます。 転職で大事なのは実は非公開求人です。
転職サイトに載っているのは公開求人ですよね。 公開されていて誰もが見える求人だけ。
サイトに掲載されていない求人情報の方が良いものが多くあるのです。 だから、みんなの目にさらさないで隠し持っています。
その非公開求人を入手するには、転職エージェントを利用します。 これも各社が転職エージェントサービスを行っています。
私はどちらかと言えば、エージェントサービスをおすすめしたいんです。 無料ですし。 いい条件で転職したいならですよ。
派遣社員という働き方
派遣社員は収入が不安定というイメージがあるかもしれません。それで避けているのは、けっこうもったいないことですよね。
特に、ブランクがあって、正社員での採用が難しいような場合には、派遣で働くのは1つの選択肢です。
なぜなら、派遣社員として一定期間働くと、正社員になれるというケースが多いからです。
派遣社員で気になる点、不安に思う点をいくつか見ておきましょう。意外と大丈夫なんです。
給与面
派遣社員での給料は時給計算で、残業時間も計算されるので、月々の給与は正社員で働くよりも高くなるケースが多くなります。
正社員を目指せる紹介予定派遣
紹介予定派遣は、一定期間を派遣社員として働き、お互いを知った上で正社員になれるという働き方です。
すぐに正社員になれなくても、上に書いたように最初は派遣の方が給料がよいですから、いずれ子どもの成長とともに、正社員に登用されるのがベストですよね。
福利厚生
子どもがいる場合、どうしても病院に行くことってあると思います。そのときの健康保険も大丈夫ですし、有給休暇もあります。
短時間で働くことも可能
実は、派遣社員ってフルタイムで働くばかりではないんですよね。4~5時間からの勤務もあります。子どもの小さいうちは助かりますよね。
派遣もたくさんあるのですが、テンプスタッフが有名ですし、しっかりしていますよ。
まとめ
女性が育児からオフィスワークに復帰する場合の求人の探し方を見てみました。 主に4つの転職サイトがあり、その中でも女の転職@typeがおすすめです。
それから、転職エージェントを使った正社員への就職、または、紹介予定派遣を利用した派遣社員という働き方もあります。
お金が必要な時でも、子どもにとってはお母さんが一番ですから、無理のない働き方をしてくださいね。