パソナキャリアの特徴と効果的な使い方~登録方法

おすすめの転職エージェント、3つ目は、パソナキャリアです。この会社は転職サイトというのがありません。どちらかと言うと派遣をメインにした企業ですね。

でも、派遣だけではありません。転職エージェントとしても人材紹介サービスを行っています。リクルートやDODAと比べると、件数は少ないのですが、派遣事業を持つ強みがあるので、やはりおすすめなのです。

パソナキャリアの求人数

パソナでは求人数をかなり明確にWebサイトに掲載しています。 公開求人数が32,000件ぐらいあります(2020年4月時点)。 それとは別に非公開求人があると言っています。

サイト内では約80%が非公開求人とされています。以前は非公開求人の件数も掲載していたのですが、ちょっと盛っている感じでした。

おそらく他のエージェントも少しは盛るのでしょうね。

パソナの求人数がどのくらいかと言いますと、リクルートエージェントやDODAでは、10万件を超えているので、それに匹敵するぐらいの数になりますね。

実は以前はこんな感じでした。

8割が非公開となると、あれからだいぶ求人数が増えていることになります。ブラックボックスなので本当かどうかはわかりません。

パソナキャリアのWebサイトを見ると、パソナは25万人の転職ノウハウがあると書いていました。

最大手のリクルートは2017年時点では32万人の実績があると言っていて、それほど差はないように感じます。

もしかすると、パソナの25万人は登録した人の数を言っているのかもしれませんけど、それでもかなりの転職者が利用していることが言えると思います。

ということは、パソナには何か転職エージェントとしての強みがあるということですよね。

パソナキャリアの強み

まずはこの動画をご覧ください。パソナキャリアの公式サイトにあるプロモーション用の動画です。

これを見てどう思いますか。このキャリアアドバイザーの女性(田中さん)はいい人そうだなと思えますね。後は何かありますか?

私はいい人そうだなというぐらいの感想しか出ません。でも、これがパソナキャリアなんですね。

この際、はっきり言いますが、動画のような転職のやり方で決まるならば、どこの転職エージェントでも決まるし、転職サイトでも、ハローワークでも決まるんですね。

どこまで忠実に作っているのかわかりませんけど、こんな生易しいものじゃないんですからね、転職は。

もっと難しい状況で転職エージェントを使う場合を想定するならば、パソナでは物足りないのかなと感じてしまいます。

本当に難しい転職の場合にも成功できるのか…。

できないと思うんですね。それはリクルートでもDODAでも難しいと思います。 だから、やっぱりパソナも大手の転職エージェントだということになります。 中小のエージェントならもっと違う動画を作るでしょう。

大手の転職エージェントに期待するのは何でしょうか。 それはいい求人を持っていることなんです。 パソナにはそこを期待します。だから使う価値が出てくるわけです。

パソナに期待できること

「パソナ」と言えば、本来は派遣なんですよね。そのパソナが正社員の転職を支援する事業がパソナキャリアという人材紹介サービスです。

人材紹介としてやっていることは、特に他の転職エージェントと変わらないのですが、パソナキャリアの売りは2つあります。

企業とのつながり

人材紹介の大手のリクルートは、派遣もやっています。DODAもテンプスタッフグループになって派遣との関わりが大きくなっています。 そして、このパソナも派遣なんですよね。

大手企業が派遣をよく使うようになっている現状は知っていると思います。派遣会社はそれだけたくさんの企業と取引があり、パソナは16,000社以上と取引があると言っています。

こういったコネクションこそが、大手の転職エージェントの価値そのものなんです。

どれだけ求人を集められるかというのが、転職エージェントを選ぶときにはすごく大事で、この基本を無視するとうまくいかないのです。

派遣でのノウハウ

派遣と言えば、女性の割合が高いわけですよね。パソナはその経験からかどうかは知りませんけど、穏やかと言いますか、平和的です。

派遣で働いてみるとわかるのですが、どこかの企業に派遣された後も定期的に派遣会社の社員が訪問して話を聞いてくれます。

パソナキャリアは正社員での転職を支援するサービスですが、入社後の悩みがあれば相談ができるんですね。このあたりは、派遣に近いやり方ですよね。

求人が特別に多いとか、独自のサービスがあるとか、そんなものは何もないのですが、たぶんパソナならではの良さがある。やさしいと言えばいいんでしょうか。

だけど、そんなことは二次的なメリットであって、それだけの理由でパソナキャリアに登録するのは間違いです。求人の良さがあるから選ぶのがパソナです。

転職必勝ガイドがもらえる?

パソナキャリアに登録して、カウンセリング(相談)に行った人限定で、一冊で転職活動のすべてがわかる「転職必勝ガイド」がもらえます。

こんなのを目当てにパソナキャリアを選ぶ人はたぶんダメですけどね…。大手の転職エージェントは、そこに期待するべきじゃないという意味です。

採用までの流れ

まずはWebサイトでプロフィールを登録します。入力内容はもう少し後の方に書いています。

登録から1週間程度で、電話かメールで連絡が来ます。パソナキャリア(東京、大阪、名古屋の各拠点)に行き、キャリアカウンセリングが行われます。遠方で行けない場合は電話でも可能です。

非公開とされている求人も含めて40000件以上の求人から、あなたに合った求人情報が紹介されます。

応募したい企業があれば、キャリアアドバイザーに伝えて、推薦状が企業に送られます。

応募書類の書き方、面接対策といったサポートもあり、書類選考と面接を通過すれば、内定となります。 不採用になったら、その理由もキャリアアドバイザーから受け取ることができます。

入社時期や年収の交渉もパソナキャリアが代行してくれます。また、在職中の場合は退職準備のアドバイスもあります。 さらに転職後の悩みがあれば、メールや電話で相談できるというのもパソナらしいサポートです。

面談場所

東京(大手町) 東京メトロ大手町駅 B8a出口(東西線)より徒歩すぐ
東京(丸の内) 東京メトロ丸の内線東京駅 地下道より直結
大阪 大阪市営地下鉄御堂筋線 本町駅2番出口 徒歩4分
名古屋 市営地下鉄栄駅 西口より徒歩6分

登録時の入力内容

パソナキャリアに登録するときに入力する内容は下記の通りです。他の転職エージェントに比べると、普通ぐらいの手間ですね。

プロフィール メールアドレス、名前、生年月日、性別、住所、電話番号
最終学歴の学校名 大学、高校などから選択
卒業年月 年月を選択
就業状態 現職中、離職中から選択、離職中の場合は退職日(年月)を選択
転職回数 回数を選択(アルバイトを除く)
主な経験業種 業種を選択、「ソフトウェア・情報処理・通信」「食品」「商社全般」など15種類から選択
主な経験職種 職種を選択、「営業関連」「マーケティング関連」「ITエンジニア」など19種類から選択
勤務会社名 企業名を入力、離職中の場合は前職の会社名を入力
現職(前職)入社年月 年月を選択(※現職の方は、現在勤務している会社への入社年月、離職中なら前職の会社への入社年月)
年収 金額を入力
第1希望勤務地 (必須ではない)都道府県名、または「海外」を選択
希望勤務地(備考) (必須ではない)第1希望勤務地以外の希望があれば記入
希望年収 金額を入力
本サイトを知ったきっかけ Webサイト、新聞、知人、紹介、交通広告、テレビ・ラジオ、その他から選択
直近の職務内容 職務内容を1000文字以内で入力、サンプルや入力のポイントあり、資格があれば記入する

履歴書か職務経歴書を作っていれば、かなり入力項目を簡略化できます。 その場合、WORD、EXCEL、PowerPoint、PDF、テキストファイル、OpenOfficeのファイル形式で作った履歴書または職務経歴書のデータを送信します。

パソコンで登録する場合

パソコンから登録するのは簡単です。3分ぐらいで完了するとありますが、職務内容も書かないといけないので、さすがに3分では終わらないと思います。 すでに、別の転職エージェントで書いたことがあってコピーできるならば、可能ですけどね。

登録時に履歴書または職務経歴書をデータで送信できるので、もし作ってあるならばパソコンで登録するべきです。

スマホで登録する場合

スマホだと登録画面に行く前のページは見づらいかもしれませんが、登録画面は文字も大き目で見やすくできています。

また、パソコンの登録画面と違って、いくらか簡略化されている部分があります。

たとえば、直近の職務内容について書くところは、パソコンだと1000文字以内ですが、スマホの場合は200文字になっているとか、それ以外にも、文字入力ではなく選択になっているところがあり、簡単です。これならば3分で登録できそうです。

履歴書や職務経歴書を送信しないのであれば、スマホの方が簡単でおすすめです。

リクルートもそうですが、派遣の大手なので、企業とのつながりは多いんですね。そのコネクションが、パソナの強みです。

登録しておきたいほかのサービス

パソナに登録するぐらいなら、リクルートエージェントにも登録しておくべきです。求人数が違います。質の違いもあります。 そして、リクナビNEXTにも登録しておけば、中小の転職エージェントからのスカウトもあります。これも利用するといいですね。

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