転職サイトの求人の特徴からわかる転職エージェントの強みと特徴

転職活動は、求人をどこで選ぶかが重要ですよね。 このことは別の記事で書いていますから見てください。

私は今の状況であるならば、ハローワークよりも、転職サイトよりも、転職エージェントを使う方が有利だと思います。

ただし、転職エージェントを選べばいい、それだけではありません。 転職エージェントもいくつか有名なところがありますが、どれを選ぶか、これも重要なことなのです。

なぜなら、自分にあった転職エージェントは限られるからですね。

求人が大事だからこそ、転職エージェントの特徴を知る

転職エージェントを選ぶには、何が必要でしょうか。 それぞれのエージェントに、どういった特徴があるのかを知らなければいけません。

ネット上には「転職エージェントランキング」のようなものが確かにあります。 口コミも気になるかもしれません。 でも、そんなことで選ばずに、ちゃんと選んで欲しいのです。 特徴を知って、自分に合うところを選ぶべきです。

どうやったら、転職エージェントの特徴がわかるのか。 その答えは、転職サイトの求人を見るしかありません。

この辺のことも、前の記事に書いていますので、参考にしてください。 ここでは、5つの転職エージェントを題材にして、その特徴を見てみましょう。 これは他のサイトにはない情報です。

5社の転職エージェントのそれぞれの特徴は?

ここで見ていくのは5社の転職エージェントです。 なぜ、その5社を選ぶのか。 それは求人がどのくらいあるのかがわかり、いろんな条件で求人を検索できるような転職サイトを持っているからです。

転職サイトがあるからこそ、持っている求人の特徴がわかるのです。 5社はDODA、マイナビ、リクルート、type、エン転職です。

それぞれにどんな特徴があるでしょうか。

リクルートエージェントについて

まずはリクルートエージェントです。 どんなことをアピールしているかは、リクルートエージェントのサイトを見ればわかります。 あえて、ここで説明する必要はありませんよね。

求人から見えてきた特徴に限定して書きます。 それは、リクルートエージェントが、どんな企業とどんな人材を結びつけることが得意なのかという点での特徴だと思ってください。

まず、リクルートエージェントは、幅が広いことを挙げなければいけません。 5社の中で、いや他のエージェントと比べても、おそらくそう言えると思います。 どんな人でも使いやすいのです。 これが最も大きな特徴です。

なぜ、そう言えるのか。 リクナビNEXTの求人からわかります。

求人とは何でしょうか。 いきなり、こんな質問になってしまいましたが、転職エージェントの特徴を知るために重要なことなんです。

求人とは、転職者と企業の間にある情報です。

ここがとても大事です。 そして、求人を集めて公開しているのがリクナビNEXTなどの転職サイトなわけです。

転職サイトを見ると、求人がどっち寄りかが見えてきます。 つまり、転職者よりなのか、企業寄りなのかということです。 あまりそういう見方をしたことはないでしょう。

リクナビNEXTという転職サイトは、完全に企業寄りのサイトです。 5社の中では最も企業寄り。

勘違いしないでくださいね。 決して企業に有利で、転職者に不利だと言っているのではありません。 業種や企業を選ぶ人にとっては、とても使いやすいという意味です。

では、逆に転職者よりのサイトはどうなのかと言うと、転職者の目的を優先した転職には使いやすいのです。 違いがわかるでしょうか。

例えば、今は自動車業界で働いている、そして転職も同じ業界の企業で選びたい。 これは企業寄りのサイトがいいんです。 業種を絞って探す場合ですね。

これとは違い、業種にこだわりがなかったり、もっと優先したいことがある場合もあります。

例えば、残業が少ないとか、資格の勉強もしたい、英語を使う仕事がいい、中途採用が多い会社がいい、成長している会社、新規事業をやりたいなど。

これまでの経験を活かすというよりも、自分のやりたいことがあったり、今の環境では業種を選べないという場合もあると思います。 とにかく何でもいいから仕事がしたいというような場合もこっちですね。

業種や企業にこだわらずに、他のことを優先して探すなら、転職者寄りの転職サイトが合います。

この違いを意識すると、転職サイトごとの特徴は見えてきます。 でも、知りたいのは転職エージェントの特徴ですよね。

いいんです。 サイトの特徴から、エージェントの特徴もわかってきます。 もう少し具体的に見てみましょう。

リクルートはかなり幅が広くて、企業寄りですから、業種が絞れていないうちは使わなくていいんです。 使わない方がいいと思います。 なぜ、このような特徴を意識して選ぶ必要があるのでしょうか。 業種はどうでもいい、目的は明確な人がリクルートエージェントを利用した場合はどうなるのか。

十分なサービスを受けられないことになってしまいます。 紹介してもらえない、紹介があっても求人が少ない。 これは、自分と転職エージェントの特徴が合っていない場合に起こるのです。 求人は何千件もあるわけですが、その特徴がわかっていないと、マッチしないのです。

マイナビは?

マイナビというサイトも企業寄りではありますが、リクルートエージェントとの大きな違いは、若い世代を中心にした求人が多いことです。

私は数えてみました。 マイナビには「未経験者歓迎」という求人が、他のサイトに比べてかなり多めに見られるのです。 これも1つの特徴です。

DODA

DODAも企業寄りです。 業種で言えば、メーカーやITでの強みがあって、しかも経験者を求めています。 DODAは経験を活かそうとする人にはいい求人が多いんです。

type

逆に@typeというサイトは違います。 このサイトもいろんな業種の求人がありますし、業種を絞って検索することもできます。

ここまでだと、リクナビNEXTやマイナビやDODAと同じです。 ほとんどの人はそう感じていると思います。

でも違うんです。 転職者寄りのサイトになっています。 かなり細かい検索条件が設定できるのです。 転職者が優先したい条件がいろいろ選べるといった点では、他のサイトに比べてかなり特徴的です。

それがどういう意味を持つのかわかりますか?

type転職エージェントの持つ求人の管理の仕方です。 いろんな条件に応じられるように、情報が管理されています。

つまり、英語を使う仕事なのかどうか、求人が選別されているわけですね。 そうしないと、転職サイトで検索しても出てこないわけですから。

これは、転職エージェントの持つ非公開求人でも同じです。 自分が優先したいことを伝えれば、求人を見つけてくれるでしょう。

逆に言えば、業種限定で探すならば、弱い点があります。 typeはITには強いのですが、小売やサービス業はそこまででもありません。 こういう特徴があるのです。

エンエージェント

このエージェントは後発組です。 特徴はリクルートに似ています。 ただし、求人数が少ないのがリクルートとの大きな差になっています。

今のところはそうなんですが、これからどうなるかはわかりません。 もっと特徴的な転職エージェントになっていくと思いますね。 そうでないと生き残っていけなくなります。

どう変わるのかはわかりませんが、企業よりになるのか、転職者よりになるのかは明確になると思います。

このサイトでは、業種別に選ぶなら、どのエージェントがいいのか、目的別に選ぶならどのエージェントがいいのかを書いています。 詳しくは気になる業種のページや目的別のページを見てください。

ここで知って欲しいのは、こういう求人の特徴があり、管理の仕方もそれぞれだということです。 業種を優先するか、自分の状況や目的を優先するのか、この違いで使うべき転職エージェントは変わります。 まずは、これで変わるんです。 その先にあるのが、どんな業種か、どんな目的かになります。

転職エージェントを選ぶ前提として

業種と目的による違いがあることを説明しましたが、それとは別に、というか前提として、年齢と経験については重要です。 これによっても、使うべきエージェントは違ってきます。

20代なのか、30代なのかでやっぱり変わります。 これまでの業界の経験を活かしたいのかどうかでも変わります。

こういった違いを知らずにエージェントに登録して走り出してしまうと残念な結果になるんです。 紹介してもらえる求人が少ないとか、雑な対応にあってしまいます。

まずは、求人の特徴をつかんでから、転職エージェントは登録するべきです。 転職活動で、最も大事なのは、求人の探し方で、どこで探すのかがとても大事だと知っておいてください。

次のページは、
「転職サイトを使うべき人」と「転職エージェントを使うべき人」の違い
です。

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