転職サイトと転職エージェントの本質的な違い。どこを使うべき?

      2017/06/15

転職サイトと転職エージェントの本質的な違い。どこを使うべきなのか

転職サイトと転職エージェントの違いとは?

転職サイトと転職エージェントの違いは何だろうか。

これから転職活動をするのであれば、よく理解しておきたい。

仕組みの違いがあるわけだが、それにとどまらず、どんな人が、どう使うべきかということの違いも書きたいと思う。

裏の裏まで書きたいのである。

転職活動はある意味で一瞬の出来事だ。

転職エージェントででも働いていなければ、転職活動というものに触れる期間は、人生の中でかなり短い。

だから、みんな知らない。

転職者のほとんどが知らない。

知らないけれど、それなりに使って転職している。

それが転職サイトだったり、転職エージェントだったりする。

これはもったいないことだ。

もっと有効活用して、より好条件で、希望を叶えるための転職をして欲しいと思う。

多くの人は妥協して転職を決める。

ある程度妥協するのは仕方ないが、その範囲はできるだけ小さいものにしたい。

そのためにも、転職サイトと転職エージェントをよく理解するべきなのだ。

転職サイトと転職エージェントの仕組みの違い

まずは仕組みの違いから話したいと思う。

転職サイトは、パソコンやスマホを使って誰でも見ることができる求人サイトだ。

そのサイトには社員を探している企業の求人がたくさんある。

求人とはどんな仕事内容かを書いたものである。

そこには給料のことや仕事内容のことが書いてある。

こういった求人広告が集まっているのが転職サイトだ。

誰でも見ることができるのであるから、一度見てみるといい。

かなり有名な企業から、中小企業まである。

そこで応募したい仕事を選ぶ。

応募するためには、会員登録が必要になる。

個人情報を入力すると同時に、職務経歴のようなことも登録して、企業にアピールする。

企業はその応募を見て、面接するかどうかを決めるのである。

この流れが、転職サイトの一連の流れである。

これは新聞広告や求人雑誌とほとんど同じである。

転職エージェントとは

転職エージェントは、まずはじめに会員登録する必要がある。

その登録をもってサービスが始まる。

登録するときにはメールアドレスを入力するのが普通だ。

そして登録後にメールが来る。

面談に来ないか?と言われるのである。

誰と面談するか、それは転職エージェントの人だ。

企業の人といきなり面接するのではない。

面談に行き、エージェントのキャリアカウンセラーとか、キャリアアドバイザーといった人と話をする。

そこで、あなたはこれまでの経験や、どんな仕事を求めているかといった希望についても話す。

その場で仕事を紹介されることもあるし、後日紹介されることもある。

その仕事とは、転職サイトにはない、いわゆる「非公開求人」と言われるものである。

非公開求人の方が実はかなり多いと言われている。

全体の求人の80%ほどが非公開だと言っているエージェントが多い。

公開されている20%は転職サイトにあるような求人である。

転職エージェントから紹介を受けて、応募するかどうかを決める。

応募すると決めたら、そうエージェントに伝える。

面接の日程も調整してくれるのだ。

これはどちらかと言うと、間に人が入るという点ではハローワークと近い。

だが、両社には決定的な違いがあるので、それは別の記事を参考にして欲しい。

使い方が違うで終わってはいけない

転職サイトと転職エージェントの違いがわかっただろうか。

ここまで書いた内容で分かったと言っているようでは、損をする転職者の仲間入りだ。

損をしたくはないだろう。

ここから大事なことを書く。

転職者にもいろいろな人がいる。

例えば、ブランクがある人とか、未経験の業界に挑戦したい人とか、20代も30代も40代も50代もいる。

よく他のサイトに転職サイトのランキングだとか、転職エージェントのランキングだとかあるのだが、あれは何を根拠に言っているのかよくわからない。

予備校をランキングするのとは違う。

受ける会社は、人によって変わる。

みんなバックグラウンドが違うし、同じものを利用すれば同じように採用が決まるわけではない。

転職サイトだろうが、転職エージェントだろうが、ランキングをつけるとするなら、もう決まっている。

1位は絶対にリクルートなのである。

正確にはリクルートキャリアという会社のサービスだ。

転職サイトは、リクナビNEXT、転職エージェントはリクルートエージェント。

なぜそうなのかと言えば、売上が圧倒的に大きい。

転職業界の大手には、リクルート以外に何があるだろうか。

インテリジェンス(テンプスタッフの子会社)とか、マイナビとか、エン・ジャパンなどもある。

だが、はっきり言うと、リクルートキャリアが断トツ過ぎるのである。

競争というような状況ではないのだ。

なぜ売上が上がるのかと言えば、転職が決まっているからに他ならない。

だから、リクルートキャリアの転職サイト「リクナビNEXT」、転職エージェントの「リクルートエージェント」が、採用されやすいということには、なるだろう。

これが現実だということを、まずは知っておいて欲しい。

さて、次は転職エージェントと転職サイトをどのように使い分けるかという話であるが、これは別の記事に書きたいと思う。

こちらの記事もぜひ読んでください。
おすすめの転職エージェント!何を基準に選ぶのかは重要
リクナビNEXTとリクルートエージェントの違いとは。どちらを使うべきか

 - 企業・求人探しのコツ, 転職の心構え