入らない方がいい会社の見分け方。転職の失敗が実はここにある!
2017/08/01
入らない方がいい会社とは?
「うちの会社はブラックだから、ぜひ入社してください!」
こう言われたらどうする?
あなたは、入社するだろうか。
私なら、なんか面白そうだから入社してもいいかなと思ってしまう。
ただ、入社してみて、本当にブラックだったら、すぐ辞める。
当たり前だ。
時間のムダだから。
人生がもったいないと感じてしまう。
限られた時間をブラックで染める必要はない。
それにしても。
ブラック企業というのは便利な言葉だと思う。
このように使う。
ブラック企業は入社しないほうがいい。
今の会社がブラックだから、転職した方がいい。
こう言うのは、簡単である。
しかし、あなたが転職するとして、次の会社を見極められるか。
「うちはブラックです」と白状している会社などない。
自ら断言している会社などあり得ない。
だからこそ、難しい。
入らない方がいい会社を見つけるのは、難しいことである。
でも、条件を知っておくと、避けることはそれほど難しくはない。
100%避けられる方法はないが、避けられる可能性を高めることは可能だろうと思う。
入らない方がいい会社の特徴は?
転職市場では求人票というので情報のやり取りが行われる。
企業が社員を募集しようとなると、求人票が作られる。
私たちは、転職するときに、求人票を見て、応募するかどうかを決めるわけだ。
つまり、ここにしか見分ける手段はないということになる。
よく見てみるといい。
これは怪しいと思われる情報があるだろう。
それでは、求人票で怪しいものを確認していこう。
まず気になるのは、残業時間や休日の日数だろうと思う。
ただし、これも決定的なものにはならない。
なぜなら、会社としては、どうやって隠すかなのだから。
こんなすぐに見えそうな所にボロが出るはずはないのである。
それでは、どこに注目すべきだろうか。
注目したいのは、仕事の内容と給与例のところだ。
求人票には仕事の内容が書いている。
その仕事内容を、自分なりにイメージしてみよう。
社会経験があれば、ある程度は想像できると思う。
そして、同じ求人票に給与例があるならば、その給与を確認してみる。
同じ仕事かどうかも確認が必要だ。
どうだろうか。
仕事内容に対して、びっくりするような給与をもらっているならば、怪しい。
しかも、かなり若い年齢でもらっている。
大いに怪しむが良い。
これはどういうことか。
社員が長く続いていないということになる。
ある程度、離職率が高い企業。
勤続年数を維持できない企業となれば就職するのは心配だ。
こういう会社は、できる社員は若くても評価せざるを得ない。
そして、給料で引き止めているわけだ。
ここがポイントである。
給与の額で、人材を引き止めるというのは、どうなんだろうか。
もっと違うところで引き止めなければいけないのではないだろうか。
求人票の中での仕事内容と給与は、微妙な関係である。
給与が低いと思われると、企業としては損だと感じる。
できるだけ、高い給与をもらっていた方が魅力的な仕事として転職者の目に映る。
魅力がない企業よりも、応募が多く来ることになる。
しかも、若い年齢で高い給料が得られるならば、さらに魅力的である。
応募を集めやすいと考えている。
しかし、あなたはその裏で働いている企業の闇を感じ取らなければいけない。
入らない方がいい企業を見分けるためにだ。
自分のキャリアにプラスになるか?
ところで、どんな企業に入るかという問題は残る。
冒頭でブラック企業のことを書いたが、それが本当に悪いとも感じないのだ。
要は自分のキャリアには必要かもしれないということ。
ブラック企業から転職してきた人を知っているだろうか。
そういう人と一緒に仕事をしたことがあるか。
私はある。
そういう人は、実に今の企業での仕事に感謝する。
恵まれていると感じるのである。
しかも、あの頃に比べたらという、よくわからない頑張り方が可能になっている。
そう考えると、悪いばかりではない。
過去の経験は、決して悪い経験ではなかったと思う。
あなたが企業を選ぶときも、最も考えるべきなのは、自分のキャリアである。
その中で転職はあるべきだ。
これから、数十年、人生がある中で、次の転職は何を意味するのか。
そこまで考えてから、動くべきだと私は思う。
転職にしっかり目的がないといけない。
今の時点で考えることが大事
転職は人生の分岐的になることもある。
そういう転職をぜひ経験するべきだと思う。
そのためには、人生設計も必要になる。
ところが、あまりに先を不安ばかりを抱くと動けなくなることもある。
だから、今の時点での将来設計ができれば十分だ。
企業だって、計画通りになど進まない。
計画通りにやろうと努力しても、うまくいかないことはよくある。
それはやはり人生でも同じだろうと思う。
決めると、決めないということの違いは大きい。
今の時点での決断を下すことはとても大事だ。
そして、ちょっと違ったなと思ったら変えればいいわけだ。
そう考えると、転職も前向きなものになる。
できるだけ、入らないほうがいい企業をうまく避けながら、転職を頑張ってみて欲しい。
例え、入ってしまっても、それですべてを失うわけではないのだから。
まずは動き出すことだろう。