非公開求人の価値と入手方法。企業が採用コストをかける求人が狙い目!

      2017/06/10

非公開求人の入手が転職を有利にする理由を転職エージェントの立場から考える

転職では、非公開求人を狙おう!

転職にはいい転職悪い転職がある。

転職が成功したと言えるのは、ただ採用されただけではない。

その後が大事なのだ。

いい転職を目指すならば、求人情報へのアプローチはとても重要になる。

その方法はいろいろあるわけだが、必ず非公開求人を狙うようにしたい。

公開している情報に、価値のあるものは少ないからである。

企業の技術情報もそう。

株の情報だってそうだろう。

秘密になっているほど、価値のある情報なのだ。

転職の求人情報も同じである。

秘密にされているものほど価値がある。

それでいて、非公開求人は競争率が低い。

応募者を絞りたいので非公開にするわけだから、当然ライバルは少なくなって当然。

この辺は勘違いのないように知っておいて欲しい。

勘違いしやすいのは普通とは逆だからだ。

いい求人なのに競争が少ない

普通は人気のあるものに人が集まることが多い。

世の中の製品やサービスを考えてみればわかりやすい。

いい製品やサービスには人が殺到する。

その数が限られていたら、ライバルは多くなるのが普通。

ところが求人は逆なのだ。

いい求人情報はまだ知られていない。

だからライバルは少ないというわけだ。

このことを知っている人はどれぐらいいるだろうか。

私は相当少ないものと思っている。

だから知っている人は得するのだ。

そして、知らない人は損。

非公開求人など存在しないとか思っている人がいまだに多い気がする。

非公開の情報など、ヘッドハンティングのようなもので、特別に優秀な人に与えられる特権だと思っている人が多い。

全然違う。

やり方によっては、誰でも非公開の求人情報を入手できる

それでは、どのようにして手に入れるかを考えてみよう。

非公開求人を入手するには

知り合いの人なんかを頼るのが一番なのだ。

人脈が物を言うのはこういう時である。

人脈の価値は情報の価値以外の何物でもない。

でも、知り合いに就職先を世話してもらうのに気がひける人もいるだろう。

実際、私もそうだ。

情報の価値という意味では有利だが、給与の交渉などを考えれば不利な場面も想定される。

できれば知り合いになど頼りたくないものである。

その点は安心して欲しい。

うれしいことに人脈やコネに頼らずに非公開求人にありつくことは可能な世の中だ。

私のおすすめは転職エージェントを利用することである。

転職エージェントを利用するメリットは他の方法に比べてかなり大きい。

転職が成功する確率が高いことになる。

それから、早期に就職先が決まる確率が高いということでもある。

実際に多くの転職希望者が利用しているし、私自身も利用した。

なぜ利用するのかはもう言わなくてもよいだろう。

転職エージェントは、公開している求人情報ももちろんあるわけだが、それがすべてではない。

相当な数の非公開求人を持っているのである。

公開求人と非公開求人は別物

彼らにとって、公開求人は広告みたいなものだ。

もちろん公開求人に応募している人はかなりいるわけではあるが。

転職エージェントは、求職者が集まらなければ成り立たない商売である。

そのためにネットで求職者を集めているわけだ。

そこに具体的な求人情報を掲載しないわけにもいかないだろう。

求人情報がまったく見当たらないウェブサイトで、会員登録しようとはなかなか思わない。

だから、載せている。

ここでも知っておいて欲しいことがある。

転職エージェントと求人広告の違いだ。

転職エージェントが、どうやって稼ぐのかの違い。

求人広告は1ヶ月募集広告を掲載して何万円という計算で企業に請求する。

これは一般の広告と同じだ。

一方、転職エージェントは情報を掲載しても意味がない。

企業に誰かが就職しなければお金にならない。

もちろん、広告掲載料の何倍ものお金を企業から取るわけだが、エージェントとしては1円にもならないというリスクもあるわけだ。

では、転職エージェントはどうするのが得策か。

転職エージェントはハローワークと違って営利企業だ。

利益を生み出さなければいけない使命がある。

それなら無駄なことはしたくないだろう。

つまり、マッチングがとても重要になる。

どの企業にどの人を持っていくと決まりやすいか。

これにかかっているわけだ。

となると、求人情報の公開などしたくない。

公開して、多くの人が応募したいと言い出して、転職エージェントがいちいち世話をして企業に紹介するなんてことは非効率も甚だしい。

だから重要な求人ほど非公開にする

転職エージェントにとって重要な求人という意味がわからない人がいるだろうか。

そういう人のために説明しておくと、利益率が高い求人だ。

お金は多めに出すから、いい人が欲しいという会社の求人である。

採用にお金をかける企業とは

社員を使い捨てにする企業にはお金をかけるという発想はない。

ブラック企業のようなものをイメージするとわかるだろう。

お金とは、1人の採用にかけるコストのことを言っている。

1人の採用にどれだけお金をかけるかは人材をどれだけ大切に考えているかをベースにしている。

人材を重視する企業の求人情報は転職エージェントにとっても価値があり、だからこそ非公開にしている。

ここでほとんどの人は思うだろう。

自分の能力でその企業に就職できるだろうか。

これが転職者によくありがちな弱気な態度である。

まれに自信過剰なほど強気な人もいるわけだが、ほとんどの転職者は弱気なのだ。

でも、実際はここが勝負の分かれ目ともなりやすい。

転職を成功するというだけではない。

人生として勝ち組になるか、負け組になるかの勝負の分かれ目。

はっきり言って、人間の能力なんかほとんど差がない。

社会人として実際に働いてみればみるほどわかる。

どんなに学歴が高くても大して変わらないし、どんな大企業の人でも大したことない

やるか、やらないかの差だけだ。

その前にあるのが強気か弱気かの差。

世の中、誰だって同じようなことで悩むし、同じようなことで苦労する。

あなただって同じ。

もし、まだ転職エージェントを利用していないのであれば、早く登録することをお勧めしたい。

そして、非公開求人を入手して欲しいのだ。

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