転職したいけど、できる仕事がないと感じる理由、企業を選別しすぎ！
2017/06/09
仕事や企業を選別しすぎていないか
転職者が求人情報を探す方法はいくつかある。
だが、どんな方法を使ってもいい仕事が見つかりにくい人がいる。
その理由の１つがこれだ。
仕事や企業を選別しすぎる。
転職サイトを見ればかなりの数の求人が出てくる。
何千件もある。
でも、応募まで踏み切れる求人は少ない。
そういう人こそ選別しすぎている可能性が高いのだ。
いい仕事がないように思ってしまうのは選別のしすぎなのだ。
今の自分にできる仕事という探し方は損する
仕事が見つからない人に聞きたい。
今の自分のスキルや経験のことを考えてしまってはいないだろうか。
「今の自分にできる仕事」を探してしまうと、ほとんどの仕事が当てはまらないことになってしまう。
なぜ、そんな探し方をしてしまうのか。
それは転職者によくある傾向が邪魔をしている。
転職者は、意図していなくても自分のスキルや経験を過小評価する傾向がある。
誰でもそうなるものなのだ。
そればかりではない。
自分のスキルを実際よりも小さく見てしまうと同時に、逆に仕事の難易度を高く見てしまうのだ。
自分のスキルと転職しようとする企業が求めるスキル。
この差がものすごく大きく感じてしまう。
そして、こんな仕事、私にはできないとか、できるわけがないと思ってしまう。
できないとは思わなくても、自分には向いていないと思うのである。
自分過小評価しないために
なぜ、転職者は自分のことを過小評価してしまうのか。
それは自分の過去の経験やスキルを棚卸しできていないから？
そんなことじゃない。
求人情報を見ていないからだ。
よく見るべきだ。
よく見ると、求められているスキルはそれほど高くない。
難しいスキルを求めるのは外国語のスキルを求める外資系企業などほんの一部だけだ。
それ以外は大したことない。
難しい言葉で言っていたりすることもあるが、大抵は普通のこと。
意欲があるとか、人間性とか、そんなものは誰にだってあるから大丈夫。
コミュニケーションとか、チームワークとか。
課題を解決する力とか。
こんなことも、仕事でなくても日常生活でさえ、みんなやっていることだ。
何か困ったことがあったら、調べたり聞いたりしてどうにか解決するだろう。
それだけで課題解決終了である。
これが解決できる力なわけで、特別なものでも何でもない。
でも、転職者が求人情報の中で見てしまうと、簡単なことだと思えない。
なんだか難しいことに思えてしまい、気が引けてしまう。
転職者の仕事の選び方
転職しようとする企業での仕事が、自分にできるかどうかで選ぶのはやめた方がいい。
みんなが普通にやれること、やっていることだから、安心して応募して欲しいと思う。
確かに特殊な経験や資格を求めている求人はある。
でも、それはほんの一部だ。
大部分の仕事は誰にもできるものだと思っていい。
10件中8件ぐらいは自分にも絶対できると思うべきだ。
おそらく、入社したらあなたがその企業で一番できる社員になることはないだろう。
それは当然。
入社したばかりで右も左も分からないのに、一番できる社員になれるはずがない。
ところが逆に考えてみるとどうだろう。
一番できない社員でもないはずなのだ。
これまでに働いたなんらかの経験があれば、あなたよりもできない人は必ずどこの職場にもいる。
こういう法則があることを覚えておいてほしい。
そもそも企業の利益は２割の社員が稼いでいると言われる。
残りの８割の社員は、稼いでいない。
できる人なんて、ほんの一部にしか存在しないことを知っておきたい。
難しいことを求めるならだれも採用されない？
あなたにとって難しいことだとしたら、ほかの人にとっても難しいに決まっている。
人間の能力にはそれほど大きな差はないのだから。
もし本当に難しいことを求める企業ならば、誰もその企業には採用されないだろう。
でも、必ず誰かは採用されている。
現に働いている人がいる。
だれが入社している？
あなたとほとんど経験もスキルも差のない人が入るのだ。
一部の求人を除けば、ほとんどの求人はあなたにとって簡単な仕事だ。
簡単ではなくても、できる仕事である。
もちろん入社して努力することは必要ではあるが。
まず大切なのは、仕事を選別しすぎないこと。
求人情報はどれもできる仕事だと思って読んでみれば見え方は違ってくる。
どんどん可能性は広がっていくはずだ。
あなたにできない仕事はない。