中途採用の募集がピークになる時期と転職活動を始めるタイミング

      2017/06/13

中途採用の募集がピークになる時期と転職活動を始めるタイミング

中途採用の募集のピーク

中途採用の募集がピークとなるのはいつ頃だろうか。

つまり、中途採用の求人が多く出る時期。

転職を考えている人には気になる情報ではないかと思う。

世の中の景気の状況にもよるが、一般的には2つの時期がピークとして言われることが多い。

1月から3月、それから7月から9月。

ピークと言いながら、2つを合わせると一年の半分になってしまう。

でも、これ以上は追求しないことにする。

なぜ、この時期に多いのか

2つの時期に多いのには理由がある。

ボーナスの時期を迎えてから動く人が多いのが理由の1つ。

6月、12月にはそれぞれ、夏のボーナスと冬のボーナスがある企業が多い。

それをもらってからでないと、損をするというわけだ。

そして、退職する人が出ると、求人が出される。

もう1つは入社時期の問題だ。

入社する時期は、節目の時が使われるようである。

年度初めの4月の入社、そして下半期が始まる10月の入社。

これに合わせるために、1月から3月、7月からから9月の求人が多くなる。

そう言われている。

これを知ったらあなたはどう思うだろうか。

いつ頃転職活動を始めたらいいかを考えて欲しい。

ピークの時期に転職活動は間違い

ピークがこの時期だと言われると、求人が多いのだからその時期に転職活動をしたいと思うかもしれない。

これは大きな間違いだ。

1月から、7月から始めるは不正解だと言いたい。

なぜ、それではいけないのか。

よく考えてみて欲しい。

その時期は募集のピークであって、転職活動を始めなさいとは誰も言っていない。

でも、気持ちはよくわかるのである。

求人が多い方が、採用にもつながりやすい。

需要と供給の関係で、競争する人が少ない時期だからチャンス。

そう思いたくなる。

本当にそうだろうか。

募集のピークがいつかを聞いたら、普通はそう考える。

だから、みんなその時期を狙う。

求人が増える分、転職する人も増える。

だから、競争率は変わらない

そういうことになる。

転職活動を始めるのには早すぎることはない

転職しようかなと考えた時点で、転職活動を始める。

これが絶対的に正解だと言える。

ボーナスは支給するときに在籍していることが条件。

だからもらわないのは損?

だからと言って、転職活動をやらずに待っている必要はどこにもない。

始めた方が絶対にいいのである。

もし、採用されて、ボーナスの前に退職することになったらと心配するだろうか。

そしたら、次の会社に入社しなければいい。

ボーナス支給まで待って入社するか、それでもダメなら、入社を断ればいい。

でも、次はそこからのスタートだ。

採用されるぐらいの実力がすでにあるのなら、次はスムーズに決まる。

転職活動は始めてみないとわからないことがたくさんある。

そして、進めるうちに失敗もするし、その失敗で成長していく。

募集がピークとなるときに、ゼロでスタートするのとのはわけが違う。

だからこそ、前もってスタートするのが正解なのである。

転職活動を始めるタイミングに早すぎるということはない。

だって、転職活動を始めることで損することは何もないのだから。

損するのは次の企業に入社することになって、はじめて出てくる問題なのだ。

転職活動を始めたら、すぐに入社となるわけでもあるまいし、損だなと思ったらいつストップしてもいい。

私はビジネスマンなら常に転職活動をしていてもいいぐらいだと思っている。

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