面接で邪魔になる論理的思考を捨てろ!論破も議論も難解な話もみんな不要!

      2017/06/13

面接では大いに邪魔になる論理的思考を捨てろ!論破も議論も不要。

賢い人が陥る罠

中途半端に賢い人がよく使う言葉がある。

こんな言葉を聞いたことがないだろうか。

マトリックス

ロジックツリー

PDCAサイクル

別に知っていても悪いことではないが、転職においては邪魔になることがあるので注意したい。

特にこういう言葉が好きでよく使うという人は注意するべきだ。

ちょっと言い換えれば、賢い人がよく陥る罠だと言ってもいいだろう。

論理的は煙たがられる

論理的思考とか、ロジカルシンキングなんて言うと頭のいい人がやりそうな話。

図で書くよりも言葉での説明が好きだったりする。

でも、そういう人は評論家になってしまうことがある。

仕事の場でも評論家タイプの人は良く見かけるのではないだろうか。

評論家タイプの特徴は、何かと反対意見を言いたいと思うのである。

プロジェクトが進むように頑張っている人がいる。

その近くに評論家タイプの人がいると厄介なことになる。

プロジェクトが進まなくなるのだ。

邪魔をするから。

正論と言われればそうかもしれない。

例えば、セキュリティ面はどうとか言い出す。

それは決して間違いではないのだが、今それを言うことでのデメリットを考えていないのだろう。

プロジェクトが進むことよりも、自分の論理が正しいと相手や周りの人に認めさせたいのである。

意識していなくても、いつの間にかそうなってしまう。

これが他の人に煙たがられる要因の1つ。

もちろん転職活動でもそうだ。

企業との面接でも、いつもの癖で論理的になりがちなのだ。

そして、いつの間にか相手を論破することに必死になってしまう。

面接で相手から煙たがられたらどうなるか。

当然、採用されることはないのである。

論理的思考では人は動かない

ロジックなんたらかんたら、というのは少し前に流行ったものだが、もともとは外国のものなのだ。

はっきり言って、日本では受け入れられないと思っておいたほうがいいだろう。

もしかしたら外国でも受け入れられていないかもしれない。

とにかく面接では通用しない

日本人に対しては論理ばかりでなく、情緒が必要になる。

面接で好まれるのは難しい言葉のオンパレードではないのだ。

情に訴えるほうが明らかに結果は良いものになる。

つまり、面接は相手を論破するのではない。

相手と戦うのではない。

相手を動かせるかが大事になってくる。

北風と太陽の話は知っているだろう。

北風と太陽がコートを脱がせる勝負をする話だ。

風が吹けば、人はコートを抑えてしまう。

太陽が出て暖かくなると、コートを脱ぐ。

論理でぶつかると、相手は動かないように身構える。

逆に情が見えれば、相手はすんなり動くものだ。

面接だけでなく、転職ではこういうことを常に意識して、上手に使うべきなのだ。

面接は採用したいと思わせればいいだけ

転職活動は自分をよく見せなければいけないと思う人が多い。

だから、面接で緊張したり、失敗もしてしまう。

根本的に違う。

戦うこともないし、議論することもない。

相手に採用したいと思わせることができればそれだけでいい。

その方法は論理的に自分の優秀さを伝えることなんかじゃない。

人を動かすことを考えるべきだ。

どうしたら相手は動くのか。

どうしたら、つい採用してしまうのか。

それさえわかれば、転職活動は簡単で、ほかには何もいらないのである。

論理的を否定するのではない。

論理的に考えることは絶対に必要。

でも、最後には人を動かす力が必要になる。

いくら立派なことを言っても相手が動かなければ意味がない。

煙たがられる政治家の事例

ある東京都知事がいた。

選挙では「都民ファースト」と言っていた。

これぐらいなら、まだわかるし、アメリカファーストが先にあるから大丈夫だった。

ところが、「ワイズスペンディング」やら「パラダイムシフト」などと言うようになった。

支持率が下がっていった。

その背景には、この言葉も1つの要因としてあると思う。

言葉は不思議なもので、その人の中身が出てくる。

こんな英語が東京を変えるために必要だろうか。

必要なはずがない。

日本人なのだから、普通なら使わない。

それなのに使っているのはなぜか。

何か目的があるということだろう。

面接でも、同じである。

相手は人間なのだから、煙たがられるようなことは避ける方がいい。

賢く見せると損をする。

つまり、相手はそんなものを望んでいないということなのだ。

 - 面接のコツ