職務経歴書はどう書けば通過する?応募書類で会いたいと思わせるには

      2017/06/08

職務経歴書に書くことは?自分の経歴をうまくまとめても意味がない

職務経歴書をゴミにしないために

職務経歴書は相手のことを考えて書かなければいけないと別の記事で書いた。

ただ経歴をずらずらと書いただけじゃダメだ。

編年式とかキャリア式とか、そういう形式的な話じゃない。

うまくまとめたから読みやすいとか、改行を入れると読みやすいとか、そういう問題でもない。

相手が読みたいものは何かということが問題。

中身の話。

そこまで考えて作成した職務経歴書は、他の人と比べると全然違う。

魅力的になる。

書類選考を通過するためには大事なことだ。

ぜひ、実践して欲しい。

職務経歴書の書き方

じゃあ、何を書くと職務経歴書は書類審査を通るのだろうか。

相手の知りたいことを書くのだ。

正確には相手の読みたいことを書くのだ。

企業の採用担当者が何を知りたいのか。

そして、読みたいのか。

漫画を見たくて入った本屋さんに小説ばかり置いてあったらどうだろう。

どうする?

すぐに出て行く。

別の本屋に行くだろう。

わざわざ本屋に行っているのだ。

歯医者の待ち時間に読む雑誌とはわけが違う。

今読みたい本が読みたいわけで、本であれば何でもいいってわけじゃない。

それは職務経歴書でも同じだ。

難しく考える必要はない。

企業の採用担当者が読みたいものは決まっている。

この人はうちの会社に入って、どう活躍できるか。

それが見えることが書いてないと意味がないのだ。

難しいと思うかもしれない。

実際、難しい。

当たり障りのないことを書く履歴書よりも、事実をただ並べた経歴書よりもはるかに難しい。

それは頭を使うからだ。

ここで、いくつかのコツを紹介する。

それは転職のマニュアル本に書いてあるような形式的なことではない。

そんな話は本を読めばわかるだろう。

ここに書くのは、何を考えて職務経歴書を作るかである。

つまり、それこそがコツだ。

知ってるか、知らないかで大きく変わって来るので知っておいて欲しい。

読みたいことは決まっている

職務経歴書とは何か。

自分のこれまでの職務をまとめたもの

これだとダメだ。

自分のものという範囲を超えていない。

何度でも言う。

職務経歴書は自分の思い出のために作るのではないのだ。

相手に読んでもらうために書くもの。

この違いを絶対に意識して欲しい。

相手はあなたのことを何も知らない。

でも、あなたがこういう人であって欲しいというのは必ずある。

人材募集は課題があって募集するもの。

企業の課題を解決するために募集するものだ。

だから、どういう人が来てくれればいいのかは、すでにある。

課題が解決する人に来て欲しいという期待がすでに出来上がっている。

その上で求人を出しているのである。

つまり、読みたい内容はすでに決まっていることになる。

企業が期待している人物にどれだけ近いものを出せるかが大事。

どんなに立派な経歴が書かれた書類でも落ちる理由はここにある。

読みたい職務経歴書と大きくずれているからに他ならない。

書いた人に会いたいと思える経歴書

相手に「会いたい」「会ってみたい」と思わせること。

職務経歴書を読んで、書いた人に会いたくなったら書類は通過なのだ。

次は面接となる。

どういたら会いたいと思わせられるだろう。

企業の人が、どんな人に会いたいかを想像することでしか答えは見つからない。

でも、見ず知らずの人がどんな人に会いたいかを想像するのは困難だ。

顔も知らないし、性格も好みも知らない。

だが、あきらめるのはまだ早い。

ヒントはある。

求人票があるではないか。

会社のホームページもある。

それがヒントになる。

イメージができないと人は動けない

俳句を読んだことはあるだろうか。

上手な人の俳句を読むと勝手に頭の中にイメージが浮かぶ。

ヘタな人の俳句はイメージが浮かばない。

その差が大きい。

俳句を読んで感動できるかできないかの差になる。

転職活動の応募書類も同じなのだ。

イメージできるかどうか真剣に考えて、自分の書いた職務経歴書を読み直して欲しい。

行動は気持ちがあって初めて成立する。

面接に進む、つまり書類選考を通過させるというのは1つの行動。

その行動を生み出すのは気持ちだ。

その気持ちを作るのがイメージ。

職務経歴書でイメージしてもらわなければいけない。

誰が書類を通過させるのか

だんだんわかってきただろうか。

相手の事をイメージできなければ会いたいという気持ちが出てこない。

会いたいと思う気持ち。

それは勝手に出るものではない。

相手に任せてはいけない。

こっちから、会いたくなるように仕掛けるしかないのだ。

読みたいことが書いてあって、その人のイメージが浮かんで、会いたいと思う。

これこそが、職務経歴書の役割だ。

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