リクナビNEXTとリクルートエージェントの違い。採用されやすいのはどっち?
2018/11/21 PR
「リクナビNEXT」と「リクルートエージェント」はどちらを使うべきか
リクルートキャリアのサービスの中での話をする。
「リクナビNEXT」と「リクルートエージェント」というのがある。
これがそれぞれ転職サイトと転職エージェントになる。
あなたはどちらを使うべきだろうか。
特に理由がなければリクルートエージェントを使うべきだと私は思う。
リクルートエージェントは求人数が多く、それらは非公開求人である。
非公開ということは、応募する人は少ない。
つまり、ライバルは少なくなる。
ただし。
リクルートエージェントは人材紹介だ。
だから、キャリアアドバイザーとの面談が必要になる。
リクルートキャリアに行って面談する時間がないという人は、夜や休日も利用できる。
面談場所が遠い場合は電話での面談も可能だ。
または、リクナビNEXTで応募するという方法になる。
これは簡単に応募ができる。
紹介を受けることもなく、サイト上で企業を選んで応募できるのだ。
どちらも、メリットとデメリットはあるのだが、私ならエージェントを選ぶ。
それはリクナビNEXTは、遠回りだと思うからだ。
なぜ遠回りなのかと言えば、リクナビNEXTで応募して採用される人は、かなり少ないと思われるのである。
いや、そんなことはない。
実際は多い。
リクルートの人の話によれば、リクナビNEXTでの転職の方が、リクルートエージェントでの転職者よりも多いという。
それは事実。
ただ、例えば、「やりたいことがある」など、仕事選びに条件を持つ人だと話は別だ。
同じように、年齢が高い、転職回数が多いなど、転職する上でマイナスな面を持っている人もどうなのか。
こういう場合は、断然リクルートエージェントである。
私は転職はそう簡単にするものではないと思っている。
人生の中でも大きなイベント。
そういう転職は、えてして難しいのだ。
簡単に決まる転職でいい人なら、リクナビNEXTにがおすすめ。
ただし、上を目指すような、あるいは採用されにくいような難しい転職には、リクルートエージェントだろう。
どこでもいいから、早く決めたいならリクナビNEXT。
どうしても譲れないことがあるなら、リクルートエージェント。
とも言える。
また、転職サイトにあるのは、全体の求人の20%以下である。
これもぜひ知っておいてほしい。
リクナビNEXTから仕事を選ぶということはどういうことか。
ほんの一部の求人から選んでいるに過ぎない。
そこに自分が求めているものがある可能性は低い。
希望の仕事があったところで、転職サイトは誰でも見ることができるのであるから、ライバルも多いというわけだ。
だんだん、リクルートエージェントの魅力が伝わってきただろうか。
そこであるデータを知っておいて欲しい。
それはリクナビNEXTの使われ方の話だ。
リクナビNEXTに登録後のオファーについて
リクナビNEXTに登録すると、オファーというのがある。
オファーとは、企業側から転職者に声をかけてくるシステムだ。
普通は転職者が仕事を選んで、企業に応募するのであるが、その逆がオファー。
企業側も、良い人がいないかと探している。
本当に企業が探しているかどうかは知らないが、そういうことになっている。
リクナビの場合は、「プライベートオファー」と「オープンオファー」に分かれていて、これで企業の興味の強さも確認できる。
だが、実際に登録してみるとわかることがある。
普通の企業がオファーしてくることは少ないと考えていい。
どんな会社がオファーしてくるのか。
よほど人が足りないか、魅力がなくて応募が集まらない企業がオファーをするわけだ。
何もしなくても、応募が来るのなら、オファーなど必要ないだろう。
ところが、そういう企業からのオファーもあまり少ない。
一番多いのはどんな会社かというと、人材紹介会社なのである。
それは言い方を変えれば、リクルートとは別の転職エージェントということになる。
そして、転職サイトに登録した人の半数が、オファーが届いた人材紹介会社を利用していると、リクルートは公表している。
これがぜひ知っておいて欲しい情報である。
ということはどういうことだろうか。
転職サイトでは採用されにくい?
転職サイトで普通に応募しても半分は、決まらないのである。
それで結局は、転職エージェントに流れているのが実態なのだ。
(しかも、それは他社に流れる数であって、リクルートエージェントに流れる数も相当あるはずだ。)
転職サイトに登録することは、だいぶ遠回りだと思って欲しいのだ。
リクナビNEXTに登録して、オファーが来る。
最初はオファーに対してあまり気が乗らない。
転職サイトにある求人に応募すれば採用されると思っている。
だから最初はオファーを無視する人は多いと思う。
しかし、そう簡単ではないとわかる。
そこで、オファーが気になり始める。
そして、オファーをくれた人材紹介会社に行ってみるという流れである。
だから、はじめから転職エージェントを使う方が効率がいいと言えるのである。
そもそも転職サイトの何倍もの求人があるのだから。
リクルートエージェントの限界
ここまで読んで、疑問に思うことはないだろうか。
ぜひ疑問に思って欲しい。
わからなければ、上の部分をもう一度、読み直したほうがいい。
リクナビNEXTとリクルートエージェントは同じ会社、リクルートキャリアが運営している事業だ。
ところが、リクナビNEXTを使って、なかなか決まらない人は、他社である人材紹介会社のオファーに反応する。
これはおかしいだろう。
もちろん、リクナビNEXTに登録すると、同じ会社なのだから、リクルートエージェントへの誘いもある。
なので、そっちに流れるのが順当だとは思う。
しかし、現実は、かなりの数が他社に流れてしまっている。
人材紹介会社は全国で18,000社もあるそうだ。
だいぶ小さい会社もあるのだろうと想像できる。
それらの会社がリクナビNEXTに登録した人を誘っている。
リクルートからすれば、これはハイエナのような存在だ。
リクルートはだまされているのか。
いや、そうではない。
人材紹介会社もちゃんとしたルートでやっている。
リクルートキャリアは、何百という数の人材紹介会社と提携しているのである。
その提携している会社がリクナビNEXTの中で、求職者にオファーしているのだ。
しかも、リクルートキャリアは、これらの提携会社を年度ごとにランキングしたりもする。
むしろこの流れが、主な転職の流れだとすら思わせる。
ここで、あなたは考える必要がある。
なぜ、リクルートキャリアは、リクナビNEXTで転職が決まらない人を、リクルートエージェントで引き取らずに、他社に渡してしまうのか。
リクルートエージェントで転職を決めれば、その方が利益は大きいだろう。
だが、実際はそうしない。
それは、リクルートエージェントの弱点でもあり、リクルートエージェントの限界と考えられる。
他社と提携する形の方がいいわけだ。
つまり、リクルートエージェントでは、採用につながらないというケースは多々あるということだろう。
全てがうまくいくなら、自社ですべての転職者の面倒をみればいいはずなのだから。
思えば、私も転職者として、また企業側として、リクルートエージェントを利用したことがあるが、かなり若い人が担当として来るのである。
若いから悪いというつもりは決してない。
言いたいのは、リクルートエージェントとは、百貨店のような存在だということ。
とにかく紹介できる企業の数は多い。
数が多ければ、採用されるチャンスは高まる。
しかし、それだけでは、採用に至らないケースもかなりあるわけだ。
そこで重要になるのが、経験やコネということになる。
人材紹介会社に期待できるのはそこであろうと思う。
人材紹介会社の中でも優秀なところは、かなりすごい。
何がすごいのか。
採用を決める力がスゴイのである。
これは別の記事に書くので、ぜひ知っておいて欲しい。
まずは転職の王道、リクルートエージェントから攻める!
リクナビNEXTによる人材紹介会社のオファーを期待するなら、リクナビNEXTに登録するべきだ。
ただ、まずは王道で攻めるべきである。
リクルートエージェントがやはり求人数や登録している企業から見れば王道なのである。
リクルートエージェントは百貨店と書いた。
いい客が集まる、いい商品が集まりやすいのは、百貨店なのである。
はじめから、掘り出し物を探すことはない。
百貨店に自分を売り込むことから、転職は始めるべきなのだ。
だから、まだリクルートエージェントに登録していない人は、登録して勝負してみることをおすすめする。