あなたが比較されるのは他の応募者ではない!面接で合格するコツ
2017/06/14
転職者が面接で見られるところはどこ?
転職する場合、面接は通らなくてはいけない関門だ。
とは言え、だれでも過去にどこかで面接の経験はあるだろう。
緊張したかもしれないけど、終わってみれば、もう忘れてしまっているものである。
それからしばらくして、転職しようとなった時、面接ってどんなだっけ?となるのではないだろうか。
面接が久しぶりならば、不安もあるかもしれない。
そういう人は、企業が面接で何を見ているのかを最初に知っておいた方がいいだろう。
また、面接を何度もやっているが、なかなか採用されない人にとっても大事だ。
勘違いしているところがあるかもしれない。
面接にはいろいろとコツがある。
でも、その根底にあるものは、企業は応募者のどこを見ているのかだ。
見ていないところに力を注いでも無駄だ。
靴に興味がある人に会うときに、いくら帽子をオシャレしても意味がない。
相手がどこに関心を持つかを知っておこう。
自分の長所と短所を見破る?
面接は企業が応募者の人物を見るものである。
経歴や実績なら、応募書類として履歴書や職務経歴書も提出しているわけだ。
だから、もうある程度は相手に伝わっている。
面接に進んだのならば、経歴の細かい質問はあるかもしれないが、基本的にはあなたという人間を見ているのだ。
そう言うと、勘違いするかもしれないので、言っておかなければならない。
相手はあなたを見ているが、決してあなたに強い興味があるわけではない。
あなたのファンでもない。
お見合いの相手でもない。
だから、あなたのことに、そこまで興味はないと言える。
ファンならできる限り知りたいと思うだろうが、そうではないわけだ。
もしかして、こんなことを思ったことはないだろうか。
面接は私の長所と短所を見る。
いい人か悪い人かを見る。
もちろん、明らかに悪い人は採用されないけども、そこまで見ない。
なぜなら、ファンじゃないから、興味がないのだ。
他の人に比べてどうか?
では、面接では何を見ているのか。
1つの求人に応募する人はあなただけとは限らない。
多くの応募が来ることもある。
そして、書類選考で面接に来てもらう人を絞るわけだが、それでも複数の人が面接に進むはずだ。
面接はその人たちの中での競争だと思うかもしれない。
5人が面接に来たなら、その中で1番にならないと合格にならない。
これも勘違いだ。
5人に順位をつけて、メダルでもあげるのか。
そんなコンテスト気分で面接している企業はいない。
他の人と比べないわけではないが、もっと比べている相手がいる。
ここが重要である。
面接は比較している
面接は、基本的には比較している。
あなたと誰かを比較している
誰だろうか。
それは、他の応募者ではなく、求人を出す前からいる人だ。
どんな人材を採用したいか、つまり、その企業の求めている人材との比較なのである。
この場合、その人は架空であることもあるが、もう社内にいる場合もある。
営業の人を採用するなら、営業部で活躍しているような人だったりもする。
弱点を補うような採用の場合は、今の人材では実現できないものを持っている人物。
そういったある人物がイメージされている。
そのイメージの人と比較されている。
他の応募者は関係ないのである。
面接に合格するためには
あなた自身をできるだけ詳細に見ているのでもなく、他の応募者と比べるのでもない。
欲しい人材があって、その人にはある特徴があって、その特徴をあなたが持っているかを見ている。
その特徴は、実際はものすごく小さくて狭いものだったりする場合もある。
では、どうやったら面接を突破できるのかを考えてみよう。
もうだいたいわかってきただろう。
あなたが比較される人を、あなたがイメージすることだ。
その人のどこと比較されるのか。
特徴は何なのか。
これがわかれば、その人に近づくようにすればいい。
これが面接のコツである。