求人票での「求める人材」に当てはまらない場合は応募してはいけない?
2017/07/31
求人票にある求める人材
求人票には仕事の内容が書かれている。
入社したら、こんな仕事をやりますという内容。
さらに給料のこと、休日のこと。
気になる部分は人それぞれ。
どの会社がいいかと探しているうちは、まだいいのである。
自由がある。
しかし、実際に応募しようと考えると、急に気になる部分がある。
企業が求める人材についてだ。
どんなことが書かれているか。
これまでの経験。
保有資格
スキル
学歴
こんなことが書かれているのをよく見る。
この企業に応募しようかなと思った時、求める人材が気になる。
だいたいの人は、これを見てあきらめてしまうのではないだろうか。
書かれているような経験が自分にはない。
資格も持っていない。
スキルも足りない。
学歴もない。
どれか1つぐらい足りないケースならまだいい。
色々なことが書いてある中で、すべてがない場合もあるかもしれない。
応募する資格が自分にはあるのだろうか。
普通は、いずれかがあれば、みたいな感じで書かれることが多いので、1つもないときはさすがに応募してはいけないような気がしてしまうものだ。
該当しないと応募できない?
応募は自由なのである。
「求める人材」に書かれていることが、企業の考えていることの全てではない。
求人の中にすべてを書き込むことなんてできないわけだ。
一応の目安なのだから、応募してみたい仕事ならば、応募したらいいのである。
もしかしたら、それ以外で何か目にとまるものがあなたにはあるかもしれない。
実は、企業もそういうのをちょっとは期待している。
完璧に求人票に書いたどおりの人よりも、ちょっと足りないけど魅力がある人の方が採用されやすい。
だからと言って、やっぱり何かが不足しているわけだから、それを超える魅力がないといけない。
だから、職務経歴書など、応募の段階で、そこは頑張らないといけない。
ただ、何の戦略もなしに応募してもダメだと思う。
それほど大きな期待はしてはいけないとも思う。
もちろん、その先、面接に進めるかは不明なのであるから。
むしろダメ元という感じの応募になるだろう。
まだこんな応募の仕方をやっているの?
このブログの他の記事も見て欲しい。
ほとんど可能性を否定していない。
可能性があるなら、どうにかして採用させるというのが転職だと思っているからだ。
だから、「求める人材」に該当しない場合も同様である。
私はどんな場合にも、チャンスがあると信じている。
迷っているならば、応募すればいいだけの話。
応募して、企業から怒られるということもないだろう。
残念だった場合も、不採用通知が来るぐらいのことだ。
それがショックで怖いかもしれないが、不採用なんて、だんだん慣れるものだ。
つまり、どんどん応募することで、見えてくるものもあるということ。
ここまでで、話は終わりなのだが、もう1つ言わせて欲しいことがある。
まだ、こんなことをやっているのか!
ということ。
求人票を頼りにしすぎている。
求人票の情報は、参考程度にしかならないのである。
求人広告なのだから、宣伝しているわけ。
ここにこういう会社が募集していますよ!と伝えている広告だ。
だから、すべてを真に受けてもいけないし、そこに書いてあるのが全てでもないのだ。
これをよく考えて欲しい。
あなたは、どこで仕事を探しているのか。
転職サイトか、ハローワークか、求人雑誌か。
いい加減、求人票にしか頼れない転職活動をやめたらどうだろうか。
あまりに孤独過ぎるのである。
求める人材の部分にどれだけ企業は重みを置いているのか。
そんなことは、誰も知らない。
知っているのは求人票を書いた人だけである。
求人票だけで伝わらないならば、応募してみないことにはわからない。
だけど、いつまでこんな非効率な方法で仕事を探すのかという話だ。
このブログでは転職サイトよりも、転職エージェントが効率的だと書いている。
ここでの話も同じ。
転職エージェントに聞くのが一番いい。
もちろん企業に聞いてもいいが、聞きにくいだろう。
それに、求人票通りの答えが返って来ても、何の意味もない。
だから、こういうときには、エージェントに聞くのだ。
転職エージェントは知っているのである。
だいたい、転職エージェントは企業の代わりに求人票も書くのだから。
どういった意図で、企業が「求める人材」の部分を書いているかは企業によって異なる。
そのニュアンスは様々である。
絶対に必要なのか、それとも該当しなくても歓迎なのか。
これぐらいのことを確認するなら、転職エージェントが一番いいのである。
不足があっても、プッシュしてもらうことも可能なのだ。
それなのに、未だにネットで答えを探そうとしている。
非常に効率が悪い。
もっと採用されるためにやるべきことはあるだろう。
転職エージェントに登録することから始めたらどうか。
求人票ばかり、見ていても、本当のところは、何も見えてこないのです。