採用されやすい仕事を探すよりも、採用される人を目指す方が得になる!

      2017/08/12

採用されやすい仕事を探すよりも、採用される人を目指す方が得になる!

採用されるというのは

採用されるとはどういうことかを考えてみよう。

採用はマッチングなのである。

パズルみたいなもので、転職者と企業がピッタリ合わさると採用になる。

実際は、なかなかピッタリというのは難しい。

それでも、どちらかが妥協することで、採用は決まっている。

これが採用の現実の姿。

いずれにしても、まったく違う形のパズルであれば、採用されることはまずないのである。

採用されやすい求人というのは確かにある。

その特徴は別の記事で書いたので参考にしてもらいたい。

しかし、これは無理やりな感じもするのだ。

中途採用は、やはりある程度パズルの要素がないと、どちらかにとって不幸になる。

採用されやすい求人というのは、簡単に決まるということ。

ちゃんとパズルの形を見ずに、採用を決めてしまうことだ。

やがて、どうなるだろうか。

うまくいかないようになるのである。

よく考えてから、応募するべきなのは言うまでもない。

私が言いたいのは、採用されやすい求人を探すようではいけないということなのだ。

なぜ、採用されやすいのがいいのか?

早く決まってほしいのだろう。

だったら、アプローチの仕方が違う。

早く決めたい人ほど、採用されやすい求人ではなく、採用される人を目指すべきである。

その方が確実性が高い。

転職するのだから、条件はいい方がいいだろう。

給料が高い方がいいだろう。

長く続けられる仕事の方がいいに決まっているのだ。

だったら、仕事の方ではなく、自分の方をよく見ることだ。

採用されやすい人を目指すこと。

私は、そのほうが簡単だとさえ思っている。

採用されやすい人とは

ところで採用されやすい人とはどういう人だろうか。

これは、パズルの話に戻れば、あまり凹凸のない人だと言える。

どちらかと言えば、へこんでいる部分が少ないということだろう。

デコボコでは当てはまるパズルが少なくなる。

あまりパズルの話を引っ張っても、ちんぷんかんぷんになるので、このへんでやめる。

もう少し具体的に言うなら、どの企業でも評価するようなスキルを備えることだ。

注意が必要なのは、経験ではなくてスキルだということ。

経験というのは、だいぶ人によって違いがあるものだ。

働いてきた業界や仕事の内容が違えば、経験はまったく別のものになる。

そういうので勝負すると、採用されるのは難しくなる。

経験を必要としている企業しか候補にならなくなるからだ。

一方、スキルというのは、経験とは違う。

中でも、高等なスキルではなく、基本的なスキルである。

ここが大事だ。

高等なスキルで勝負するのも経験と同じようなもの。

他の人にはできないことだが、なぜ他の人にできないことなのか。

あまり需要がないからである。

それに比べて、基本的なスキルがあるというのは、どの企業でも評価される。

そして、誰でも、持っているものである。

誰でも、持っているということは、あなたも持っているスキルだ。

ここで疑問に思うかもしれない。

誰もが持っているスキルなら、あなたが有利になることもないのではないか。

そのとおりだ。

そうなのだが、世の中の転職者は、そこが最も下手なのである。

持っているものを持っていると見せることができていない。

つまり、あなたは、基本的なスキルがあるということを証明すればいい。

実際に持っているのだから、それをそのまま伝えるだけだ。

ただし、これが意外と難しい。

多くの人はできていないわけだから。

基本的なスキルを証明するには

どうやって証明するか。

そこに経験というものが出て来るのである。

経験を転職活動の中で武器として使うことはおすすめしない。

さっきも言ったように、需要が減ってしまうことになりかねない。

だから、経験というのは、スキルを証明するために使うのである。

職務経歴書が転職では必要とされる。

経歴をなぜ書くのか。

あなたのスキルを証明するためである。

そして、採用するに値する人物であることの証明にする。

面接も同じだ。

前職のことを聞かれることがあるわけだ。

だが、相手は、あなたがどんな仕事をしていたのかなんて興味がない。

証明して欲しいと思っているわけだ。

何を?

基本的なスキルを証明するのである。

採用されやすい人になるには?

だんだん見えてきただろうか。

どうやったら、採用されやすい人になれるのか。

ちょっとここの文章だけでは伝わらないかもしれない。

だから、実際にやってみるのが一番いいのだろう。

応募してみること。

その中で職務経歴書や面接があれば、試してみてほしいのだ。

基本的なスキルというのは、すごく便利だ。

どこの業界でも、どの企業でも、だいたい理解できる。

イメージしやすいものである。

そして、中途採用において評価されやすいものでもある。

これだけで、採用は十分に決まると考えていい。

もちろん、難しい経験を求めている求人があるのも事実である。

ところが、そんな求人は人が集まらない。

難しいことをできる人なんて、世の中にそう多くない。

だれもやっていないから、難しい仕事になっていると言うだけである。

例えば、ハイクラスと言われるような求人がある。

給料が高い。

経営に携わるとか、管理能力が必要とされる。

かなり難しそうに見えるのであるが、どれだけの人が応募するのだろうか。

あなたが無理そうだなと感じるのであれば、おそらく私も同じように感じる。

だって、普通の社会人であるだけなのだから。

そして、世の中の多くの人も同じように、ただの社会人。

だから、ハイクラスの求人に応募は集まらない。

そして最終的にどうなると思うか。

そんな高い条件に当てはまらない人の中から採用が決まっている。

こういうケースがほとんどだ。

そんなスーパーマンのような人が、募集したからと言って集まるはずがないだろう。

つまり、タイミングさえ合えば、私だって採用されるかもしれないわけだ。

もちろん、あなただって採用される、タイミングが合えば。

だから、私は言いたいのである。

採用されやすい仕事を探すよりも、採用されやすい人になった方が得だと。

採用されやすいという条件で企業を探すと、とても狭い範囲で探すことになる。

それが、採用されやすい人になれば、ハイクラスの求人でさえ手が届くのである。

どちらを選ぶべきか。

答えは決まっていると思うんです。

参考:
転職するなら知っておきたい業界を超えて評価される3つのスキル

 - 企業・求人探しのコツ