転職の面接で絶対に準備しておきたい定番の質問とその答え方
2017/07/18
面接には定番の質問というのがある。
中途採用でよく聞かれる話というのは、だいたい決まっているわけだ。
だから、事前に準備することが可能だ。
それは、みんな同じ条件。
あなたが準備を怠れば、他の準備してきた応募者には負けてしまう。
ただ、単純に「準備」と考えると、やり方を間違える。
多くの転職者には、本当の意味での準備が足りないのである。
面接の質問には、それぞれ目的があって、質問がされる。
何を相手が知りたいのか。
そう考えていくと、答えるべきことが見えてくるだろう。
そこまで考えて準備しないといけない。
答えられないのは、まず失敗である。
それと同じように、答えても相手に響かないのも失敗である。
いくつかの定番質問の答え方を見ておこう。
1.自己紹介や自己PR
「自己紹介をしてください」
「自己PRをしてください」
これは面接ではよくある。
何を答えればいいのだろうか。
まず、問題になるのは、PRすることが何もない人。
答えることがないのでは困る。
そういう人は下記の記事を参考にしてほしい。
参考:
転職で「自己PR」が何もない人が採用されるためにはコツが必要!
そして、もう1つ大事なことは、正解を出せるかということ。
面接で聞かれる質問には、それぞれの目的がある。
自己紹介だからといって、手を抜いてはいけない。
その裏には、正解があるわけだ。
自分の紹介だと考えるな。
相手が期待して待っている答えをズバリ言ってあげるのだ。
参考:
面接で聞かれる「自己PR」の正解とは?これを知らないから採用されない!
2.長所と短所
採用されるための黄金パターンがここである。
普通の人の転職活動はどうするか。
長所を見せつけて、短所を隠そうとする。
仕事ができるということだけを知ってもらえれば採用される。
そう思っていないだろうか。
これが間違いだ。
逆が正しい。
参考:
転職者が面接でよく聞かれる「長所と短所」の答え方のポイントはこれだ
3.質問はありますか?
面接ではあなたのことを聞かれるだけではない。
企業のことを知るために行っている面もある。
生の情報を仕入れるチャンスが面接でもある。
そして、チャンスは面接の中で、相手が作ってくれる。
「なにか質問はありますか?」
と聞かれる。
何を質問するべきか。
あなたが知りたいこと?
そうではない。
相手が聞いてほしいことを質問する。
あなたが質問する番が来たのではないから注意だ。
相手の質問は続いていると考える。
質問がありますか?という質問にあなたがどう答えるかを見られている。
参考:
中途採用の面接で「質問はありますか?」と聞かれた時に何を聞くべきか
4.いつから働けますか?
これも非常に具体的な話だ。
ここでも、あなたは試されている。
答えによっては、不採用になることだってあると心得ておくべきだ。
どう答えるだろうか。
働いている人の場合は問題である。
今の会社をどう辞めるか。
これは、あなたの仕事ということになる。
次の会社の社員として、はじめてやる仕事が、前の会社を辞めること。
この仕事、いつまでできる?
上司にこう聞かれたわけだ。
だいぶ先のことを言ったら、怒られるのは当然だろう。
参考:
「いつから働けますか?」で不採用もある!転職での引き継ぎはどうする?
5.ほかに受けている企業はありますか?
他の企業の選考状況を質問されることがある。
1つの駆け引きのようなものだ。
ここで、相手はどんなことを望んでいるだろうか。
よく考えてみるといい。
そして、どう思わせると、相手があなたを欲しくなるかということ。
参考:
転職の面接で「ほかに受けている企業は?」と聞かれた時の答え方
6.志望理由や志望動機
志望理由や志望動機も、面接ではよく聞かれる。
なぜ、その企業に応募したのか、なぜ、その企業に入らなければいけないのかということ。
これは、はっきり言って、企業研究が足りないと答えられないのである。
どんな企業なのかがわからないのでは、話にならないわけだ。
企業のことを調べていくうちに、答えは見つかるだろう。
それでも、よくわからない人は、どうやって考えるか。
以下の記事にやり方を書いているので参考にしてほしい。
参考:
転職の面接で聞かれる志望理由、何を話せばいいのかわからない人の考え方
そして、もう1つ大事なことがある。
コツのようなものになるが、どういう答えを言えば採用されやすいのか。
自分の思ったことを言ってもダメ。
要は相手が魅力と感じることが言えるかだ。
下記の記事を参考にしてほしい。
参考:
転職での志望動機の考え方。この企業を選んだ理由なんて普通は曖昧なものだ。
7.仕事での失敗や成功のエピソード
これまでの仕事のことを聞くのは中途採用の面接ではおなじみである。
その中でも、失敗談や成功談を聞く場合がある。
相手は何を聞きたいのか。
それは仕事の進め方である。
どうやって困難を乗り越えるのかということ。
成功を自慢することでも、失敗したけど頑張ったよというのでもない。
もっと具体的に聞きたいことがある。
ここでのコツは、身近なことを言うこと。
特にこれまでとは違った業界の企業に応募するのであれば、他の業界の人がわからないことを言っても意味がない。
もっと、どこの世界でも「あるある」な話をする方がわかりやすい。
面接はわかりやすさが大前提になる。
まとめ
いくつかの定番の質問を取り上げた。
どれもよく聞かれる質問なので、準備をしておきたい。
ただし、ただ準備をしても意味がない。
つまり、質問に対して、何かを答えられればいいというレベルの準備をしてもダメなのだ。
転職者の面接対策というのは、圧倒的に準備が足りないのである。
その中でも定番質問への準備は、やりやすいはずなのに、準備が甘い。
ここで差をつければいい。
ちょっと意識しておけば、全然、結果は変わってくるものなのだ。
面接に関する記事:
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