2017年の総合商社への転職、求人から見るタイミングと方法

2017年は転職すべき時期なのでしょうか。転職市場は好調です。

2016年の転職者は年間300万人を超えて、リーマンショック以前の水準を回復しています。有効求人倍率も安定していますよね。転職しやすいかどうかと言えば、しやすいのです。

ただし、総合商社という業界を見た場合、どうなのかは別の話。

三菱商事の2016年度の状況は第3四半期までは、利益は増加しているようですが、売上高が前年比マイナスです。三井物産も同様に売上高は減少しています。

総合商社という業界の景気は好調とも不調とも言えないような感じですが、人材採用に積極的かどうかはまた別です。

まずは、総合商社から出ている求人の傾向から見ていきたいと思います。

2017年、総合商社の求人はどのくらい?

2017年の3月に、DODA、マイナビ転職、リクナビNEXT、エン転職という4つの転職サイトで求人数(正社員のみ)を調べてみました。重複しているものもあると思いますが、4サイトの合計で、248件の求人がありました。

これを前年と比較すると、こうなります。

総合商社の求人数の前年比

2016年の3月に調べたときは、165件でしたから、けっこう増えているんですね。3月は1年の中では求人の数は多いと言われる時期です。同じ時期で比較して増えているので、2017年はチャンスと言えそうです。

総合商社の求人の年収はどのくらい?

転職する場合、給料の金額は、年齢や経験をもとに決められるのが普通ですね。ただ、求人票には提示されている年収が記載されています。その金額はどのくらいでしょうか。これも転職サイトの求人をもとに調べてみました。

総合商社の求人の年収

年収300〜499万円の求人が多いようです。次に多いのが500〜699万円の求人です。職種によっても違うと思いますが、一応の目安です。

1000万円超の求人もありますが、全体の1%程度でしかありませんでした。思った以上に低いんですけどね。

勤務地はどこ?

総合商社の求人が250件ぐらいあるわけですが、そのすべてに応募できるわけではありませんよね。勤務地が住んでいる所と離れているものには応募できません。

今度は求人を勤務地別に分類してみました。

総合商社の求人の地域別比率

関東が多いのですが、中でも東京都が最も多くて、全体の23.8%でした。都道府県では大阪が19%、愛知県が11%、広島県が7%、福岡県が11%です。

他の業種と比べると、全国的に広がっているなという印象です。特に製造業とは違い、名古屋の求人が少なめだとも感じました。

転職サイトによっては、関東の首都圏を中心に掲載しているものもあるので、東京が多めになる傾向はどの業界にもあります。

総合商社が募集している職種は?

次にどんな職種が募集されているかという観点です。営業職、技術職、企画・管理、事務という分類で見てみました。

総合商社の求人の職種別比率

DODAとリクルートの求人で調査しましたが、最も多いのは営業職の求人です。これが全体の半分を占めます。企画・管理といった職種も多いですね。

それでは、具体的にどんな求人があるのかを少しだけ見てみましょう。

例1 (DODA)

仕事内容 仕入先メーカーと協力し、あらゆる生産に関わる設備を提供。ルート営業と新規開拓営業
給与 年収360万円以上
求める人材 法人営業経験、有形商材営業経験、電機、機械系の営業経験

例2(マイナビ)

仕事内容 既存のお客様へ向けた食品、飲料品、雑貨などの提案
給与 月給22万円以上
求める人材 要普免、さまざまなジャンルの仕事に挑戦してみたい方、周囲の人と協力しながら進めていく仕事が好きな方

例3(リクナビ)

仕事内容 物流企画・倉庫管理業務全般、出荷・入荷業務の業務管理、在庫管理等
給与 月給21万円以上
求める人材 物流・倉庫業務経験者、アイデアを活かして創意工夫できる方、周りと協力して仕事を進められる方

例4(リクナビ)

仕事内容 大手カタログ会社や通販サイト、販売店向けの商品企画・提案
給与 月給21万円以上
求める人材 要普通免許、人とコミュニケーションを取るのが得意な方、ビジネスに興味のある方、自分で考え、行動できる方

求人には特徴があります。私は4つのパターンがあると思っています。求人の違いがわかってくると、どれに応募すれば採用されやすいのかがわかってくると思います。

総合商社の中途採用には未経験でも応募できる?

異業種から総合商社への転職を試みる場合には、業界の経験がないことになりますよね。そのときに参考になるものがあります。「経験者優遇」とか「未経験者歓迎」といった表示です。

転職サイトには、どこでも未経験者歓迎という求人が存在しています。その比率は業界によって違います。総合商社の場合はどうでしょうか。

総合商社の求人の未経験者歓迎比率

80%の求人が未経験者歓迎です。これは他の業種と比較すると、かなり高い数字になります。ですが、転職サイトによっては、もっと低い比率のところもあります。その違いについては後述します。

総合商社の求人はどこで探すべき?

ここまで2017年の総合商社から出されている求人について見てきました。すべて転職サイトにあった求人をもとにしています。

ところで、もし転職サイトを使って仕事を探す場合に、どこで探すのがよいでしょうか。DODA、マイナビ転職、リクナビNEXT、エン転職といったサイトは、どれも知名度は高いんですよね。

でも、どれを使っても同じとは言えません。それぞれの特徴があります。

まず件数の違いを見てください。

総合商社の求人数(転職サイト別)

総合商社の求人はそこまで多くはありませんが、250件ぐらいあるんでしたよね。その内訳を示しているのが上のグラフです。

実はマイナビ転職に最も多い求人があったんですね。ただし、注意も必要です。実際に見てみるとわかりますが、マイナビはかなりアバウトな部分もあって、本当に総合商社なの?と思うようなものも出てきたりします。

件数はそれほど重要ではありません。大事なのは自分に合った求人があるかどうかです。採用されるかどうかにも関わってきますし、入社後に思っていたのと違うというようなことにもなりかねません。

例えば、年収についても、転職サイトごとに違いが見られます。

総合商社の求人の年収(転職サイト別)

リクルートは年収の金額表示が他と異なるので、低く出てしまうので無視してください。その上で、DODAとマイナビを比べると、やっぱり違いますよね。

未経験者歓迎求人はどうでしょうか。

総合商社の求人の未経験者歓迎比率(転職サイト別)

やっぱり同じようにDODAとマイナビは違います。かなり顕著な差が現れています。こういうのが転職サイトごとの違いです。

マイナビは若い人を中心にした市場なのです。そして、DODAは経験者やエンジニアのスキルなどに重きを置いたサイトだと言えます。そういう傾向が強いということですよね。

以前は、もっと似ていたような気もしますが、今はそれぞれが特徴を出していると言えるんです。これは転職者にとっては探しやすいということにもなります。自分に合ったところで探すことで、転職活動は効率的になります。

問題は逆のケースです。自分に合わない所で仕事を探しても、見つかりません。応募しても書類選考すら通らないかもしれません。どの転職サイトがいいとか、悪いという話ではないんですね。要はどこが自分を必要とする求人が多いのかということです。

あなたに最適な転職サイトはどこでしょうか。ぜひ上のデータをもとに考えてみてください。総合商社への転職を目指すなら、2017年はチャンスですよ!

求人の質で見るとどうなる?

ここで見てきたのは、あくまで求人の数(量)についてです。それでは、求人の質で見るとどうでしょうか。

やっぱり質の面でも転職サイトごとに違いはあるんですよね。つまり、どんな求人が掲載されているのか、これはいい転職ができるかどうかに関わる問題です。

次のページは、
転職サイトで求人を探すなら「数」よりも「質」を重視!
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