「転職サイトを使うべき人」と「転職エージェントを使うべき人」の違い
転職サイトと転職エージェントの違いは何でしょうか。
一般的には、転職サイトは、自分のペースで転職活動ができる。仕事の紹介や応募書類の添削、面接対策などのサポートを受けたいならば転職エージェントと言われています。
でも、それだけではありません。もっと大事な違いがあります。 採用されやすいかどうかという違い。それは、あなたがどんな転職を目指すかによって変わってきます。
これから転職する場合には、間違った方を使ってしまうと、それだけ遠回りになります。ここでは、どんな人がどちらを使うべきかについて書きます。
<目次>
転職サイトと転職エージェントの違いとは？
転職サイトと転職エージェントの違いは、応募の仕方にあります。
転職サイトの場合は、インターネットで企業の求人を探して、応募することができます。一方、転職エージェントの場合は、企業と応募者の間にエージェントが仲介者として入ります。ここが決定的な違いです。
自分で求人を見て、仕事を選べるかどうかの違い
転職サイトを利用してみるとわかりますが、自分で条件を入力して検索するという使い方です。すべての求人を見ることができて、自分で選ぶことができます。
転職エージェントは違います。求人を応募者が自由に見ることができないのが転職エージェントの特徴です。中には、サイトに公開されているものもありますが、それほほんの一部で、80～90％は非公開となっているのが普通です。
つまり、転職サイトのように、自由に求人を選んで応募とはいきませんよね。となると、転職エージェントから求人を紹介してもらわないといけないことになります。
そのために、転職エージェントに登録すると、面談が行われます。面談で探したい仕事の希望を伝えて、それに合った求人を紹介してもらいます。
転職サイトは自分のペースで転職活動ができる
仕事を選べるかどうかという違いから、転職エージェントよりも、転職サイトの方が、自分のペースで転職活動ができるとも言われています。
逆に、転職エージェントでは、面接の調整をしてくれたり、業界の動向を知ることができたり、また、年収の交渉もやってくれるといったメリットが挙げられます。サポートが充実していますね。
転職エージェントを使う場合の注意点
転職エージェントがやってくれるサポートの内容は、こんなことです。
- 転職のプロによるカウンセリング
- 業界・企業の情報提供
- 応募書類のアドバイス
- 提出書類の添削
- 選考通過を後押し
- 面接前後のフォロー
- 面接対策サポート
- 面接日程の調整
- 給与、待遇、入社日などの交渉
どの転職エージェントに登録しても、これぐらいのことはやってもらえます。
上に書いたような転職エージェントの特徴を見ると、いろんなことをサポートしてくれる存在に見えてしまい、登録すれば、採用まで、まるで自動的に決まるのではないかとさえ思ってしまうかもしれません。ですが、ここは注意です。
転職エージェントの特徴の１つが、非公開求人の存在でした。応募者は、自由に見ることができない求人がほとんどなのです。だから、紹介してもらう必要があります。
言い換えれば、エージェントの担当者から、良い情報を引き出さなければいけないとも言えます。そのためには、なんでもやってもらえるというような姿勢ではうまくいきませんよね。
この人だったら、他の人には紹介できないような求人も紹介できると思わせなければいけないのです。
転職サイトが向いている人はどんな人？
転職サイトと転職エージェント、どちらを使うべきでしょうか。
これは、その人によって違います。上に書いたのは、ほとんど一般的な話で、どこにでも書かれているような内容です。
ここでは、もう少し、突っ込んで話したいと思います。つまり、どっちが採用されやすいのかという観点ですね。
まず、転職サイトの方が向いている人、転職サイトの方が採用されやすい人です。それは、転職が決まりやすい人が向いています。
決まりやすい転職と決まりにくい転職とは？
どういう人が決まりやすいのかと言うと、それは２つのことが重要です。１つは転職する人の事情、もう１つは企業の事情です。
次の仕事を選ぶときに、様々な条件を求めてしまうと、転職は決まりにくくなります。逆に企業側も、経験やスキルなどの条件を狭めてしまうと、決まりにくくなります。
ストライクゾーンを広くしておく方が、転職は決まりやすいものになりますよね。ですが、誰もがそうすべきだというわけではありません。
やりたいことが明確な人の転職では、自然と難しい転職になってしまうのです。
年齢が高い、転職回数が多い人なども、決まりにくい転職になります。こういった事情で、転職には、決まりやすい転職と決まりにくい転職があるわけです。
転職サイトは、決まりやすい人が使うべきものです。
転職エージェントが向いている人はどんな人？
転職エージェントは、決まりにくい転職をやる人に向いています。いろんな条件を求めて、仕事を探す人はエージェントが向いています。
こんなことがやりたい、給料はこのぐらいは欲しい、これまでの仕事とは別の業界に未経験で入りたい、こういったことが転職を難しくしています。
難しい転職の場合には、転職サイトでは、決まりにくくなります。その理由としては、転職サイトの場合、同じ求人を見ている人も多く、ライバルが多いことが挙げられます。
転職エージェントは非公開求人が主なので、多くの人は見ていません。つまりライバルが少なくなります。
両方登録する必要はある？
上に書いたことを考えれば、転職サイトか転職エージェントかのいずれかを使えば十分です。もっとはっきり言えば、難しい転職をするならば、転職エージェントです。
簡単な転職をするならば、転職サイトでも採用されるでしょうし、もちろん転職エージェントでも採用されます。この場合は、どちらでもいいということです。
どちらでも可能な人にとっては、一般的に言われている、自分のペースで転職活動ができる方を選ぶならば転職サイト、面接日程の調整や給料交渉も期待したいならば、転職エージェントを選ぶのが良いのではないでしょうか。
あなたはサイトで応募？転職エージェントの紹介を受ける？
それでは、あなたが転職サイトを使うべきか、転職エージェントを使うべきかを考えてみましょう。
まずは、あなたの転職が決まりやすいかどうかという点を考えましょう。と言っても、よくわからないですよね。そういう場合は、転職エージェントに相談に行くのもありなんですね。
転職市場の動向や、入りたい業界の動向を確認することで、あなたの転職のやり方が見えてくるはずです。
転職エージェントで、仕事をたくさん紹介してもらえるようならば、転職サイトでも、採用される確率は高いでしょうけど、反応があまり良くないようでしたら、転職エージェントと相談しながら、転職活動を行った方がいいわけです。
転職エージェントもたくさんあるのですが、相談するのに適しているのは、やはり大手の転職エージェントです。
まとめ
転職サイトと転職エージェントは、目指す転職が決まりやすいものなのかで選ぶべきです。決まりにくそうならば、転職エージェント、決まりやすそうなら、転職サイトを選ぶのがいいと思います。
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