【2020年】サービス業の求人の傾向!今年は転職時期としてチャンス?

サービス業の求人の傾向を見て行きたいと思います。サービス業と言うと、かなり広い範囲になりますね。

転職者が仕事を探す時に使う求人サイトでの分類では、例えば、リクナビNEXTを見てみると、ホテル・旅行、レジャー・アミューズメント、飲食業、警備、清掃、美容、エステ、医療、福祉、冠婚葬祭などが、サービス業に含まれています。

ここではだいたいこのような業界をイメージしていただければと思います。人材紹介などもサービス業なのかもしれませんが、ここでは含めないことにしました。

2020年、転職者の数が過去最高の350万人を突破しました。 どんどん積極的に転職する人が増えている時代です。

その一方で、コロナウィルスによる景気の悪化が懸念されています。 2020年の転職は、タイミングとしてどうなのでしょうか。

重要なのは企業が人材を必要とするかどうか。 サービス業の転職について見てみましょう。

求人に関するデータを示しますので、転職について考えていただく参考になればと思います。

2020年のサービス業の求人の現状と傾向

サービス業では、求人がどのくらい出ているのか、転職サイトの情報(正社員のみ)をもとに見てみます。

2020年のサービス業の求人数は15426件で、増加!

2020年3月時点で、主要な転職サイト(DODA、マイナビ、リクナビ、type、エン転職)でサービス業の求人情報を探してみました。

15426件もあるんですね。これは全国で募集されているものですから、すべてに応募できるわけではありませんけどね。

実は前年の2019年の3月にも同じように調べたんです。そのときの件数が12194件ですよ。ということは、約3000件も増えています。

サービス業は接客業もあるわけで、人が必要となっているということなのだと思います。 とにかく2020年の3月時点では転職者にとっては悪くない状況です。

サービス業の求人で提示されている年収

漠然とサービス業という広い話をしていますが、だいたいサービス業の仕事はどのくらいの給料なのかって気になりますよね。求人を元に年収を見てみました。

上のグラフを見るとわかりますが、300〜499万円の仕事が最も多いですね。次が500〜699万円の求人でした。

これは、例えばメーカーなどの仕事の年収からすると、低めではあります。 1000万円超の求人はありますが、全体の3%ぐらいです。

サービス業の求人の地域別の比率

次に勤務地別に求人数を調べてみました。インターネットの転職サイトでは全国の求人が出てきます。次のグラフをご覧ください。

これはリクナビNEXTで調べた結果です。関東が最も多く出ます。東京だけでも3000件以上が出ます。

ただ、他の業種に比べると、全国に分散している印象です。

未経験歓迎の求人の比率

転職するときに、求められる「経験」についてはどうでしょうか。求人の中には「未経験歓迎」というものがあります。その業界で働いたことがなくてもOKな求人。サービス業は比較的、これが多い業種です。次のグラフをご覧ください。

56%の求人が未経験者歓迎としています。 以前は約7割の求人で未経験者歓迎とされていましたから、少し減ってきている印象があります。 ただ、これはサイトによってかなり差があります。

どんな求人が出ている?

実際にあったサービス業の求人を4つ見てみます。

例1 (DODA)

仕事内容 リゾートホテルでのフロント・予約・ロビーアテンダント・レストラン業務
給与 月給17万円以上
求める人材 サービス業界での経験、営業経験、アルバイトで接客・販売を経験したことのある方、向上心を持って仕事に取り組む方

例2(マイナビ)

仕事内容 大型複合施設でのメニューの調理、接客補助、食材の発注・在庫管理、マスコミ・メディア対応など
給与 月給22万5000円以上
求める人材 お菓子作りが好きな方、チャレンジして仕事の幅を広げたい、成長できる環境を探している、気持ちよくコミュニケーションを取れる方

例3(リクナビ)

仕事内容 フロントでの各種手続き、設備案内や周辺観光案内までの接客業務全般
給与 月給20万円以上
求める人材 丁寧で明るい対応、コミュニケーション力、気配り・心配り、物事を素直を吸収できる方

例4(リクナビ)

仕事内容 お客様のご要望や予算をお聞きし、交通手段やホテル等を手配、お客様の旅行に同行、主催旅行商品の説明や受付業務
給与 月給15万~30万円
求める人材 旅行業界に興味がある方、英語が話せる方、企画や提案が得意、明るい応対ができる方

ここまで、2020年のサービス業の求人の現状や傾向を見てきました。この傾向は、サービス業全体のものなので、それぞれ、業界ごとに違いが見られます。

これから転職を考えている方は、個別の業種についてのデータもまとめていますので、ぜひそちらをご覧ください!

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