転職して働きながら資格の勉強をしたい人の求人の探し方
社会人でありながら資格の取得を目指しているような人は、少しでも時間が欲しいと思うはずです。
もし、今の仕事で残業が多かったり、休みが少なかったりするなら考えるべきですよね。このままでいいのでしょうか。
思うように勉強の時間が取れないのであれば、転職する方が自分の生き方として正しいかもしれません。 資格を取るまでの時間を短縮したい。それを可能にするのは、環境を変えること。
働きながら勉強したい人が転職する場合に、どのように求人を探すべきかを考えてみます。
<目次>
勉強できる環境にするために検索条件を考えてみる
転職サイトを使ったことはありますか?検索条件を指定して、求人を探すわけですね。
資格の勉強をしながら仕事もこなすのは人並みの努力では難しいと思いますが、それと同じくらい環境も重要だと思います。
さすがに毎日が多忙な環境では勉強どころではありません。 資格を取ろうと何年もかかる人はいくらでもいますが、環境に問題がある場合も多いと思います。
働きながら資格の勉強もしたいなら、転職するときが大事。転職サイトでの検索の条件を考えなければいけません。
週休2日を確保できる企業の求人
資格を取るために、学校に通う人もいるでしょう。
毎週何曜日に学校に行くと決めるならば、その日が休みでなければ難しくなります。 独学で勉強する人でも、やはり毎週決まっただけの勉強時間は確保したいですしね。
そこで、求人サイトで必要な検索条件は「週休二日制」ですね。
どこの転職サイトでもたいていこのキーワードは用意されています。週に2日は休みが取れる企業を探すことができます。
問題はどのサイトで検索すると件数が多いかですね。
実際に検索してみました。 結果は以下のようになりました。
DODA | マイナビ転職 | type | エン転職 |
---|---|---|---|
2,398件 | 3,152件 | 1,684件 | 1,757件 |
転職サイトで有名なリクナビNEXTがないのは、週休二日制の求人が検索できないからです。
転職サイトにはそれぞれの特徴がありますので、どこでも探せば出るというものではないんですね。
残業が少ない企業の求人
次は残業時間の少ない求人です。 資格を取得するためには、なかなか短期間では難しいものが多いですよね。
逆に言えば、短期間で取れてしまう資格にはそれほど価値はなかったりするものです。
あなたが目指す資格が何かにもよりますが、大事なのは毎日の積み重ねでしょう。 毎日が残業では困ります。
残業時間の少ない求人も転職サイトでは検索することができます。 サイトによって、月の残業時間が20時間だったり、30時間だったりはするんですが、実際に検索してみました。
DODA | マイナビ転職 | type | エン転職 |
---|---|---|---|
512件 | 2,747件 | 815件 | 984件 |
リクナビがないのは先ほどと同じ理由からです。
どうでしょうか。
ここまで見てみると、マイナビが週休2日も残業が少ない求人も件数が多めに出ましたね。
資格取得制度がある企業の求人
資格の勉強をするのは孤独だったりします。 職場の人たちに迷惑をかけるわけにもいきません。
でも、資格取得支援制度など、資格を取ることを応援してくれる企業なら状況は変わってきます。
他にも資格を目指している社員は多くいることでしょう。 業界に関係のある資格なら、間違いなく仲間がいます。
情報交換もできるかもしれないし、何より会社として資格の勉強を理解してくれることが心強いです。
では、資格取得支援制度のある企業の求人を探してみましょう。 こういう少しマニアックな条件で検索するときは、どこのサイトを使うかがより重要になります。
実際の検索結果です。
DODA | type |
---|---|
898件 | 865件 |
は、DODAが898件、typeが865件。 まず重要なのがDODAとtypeでしか検索条件がなかったことです。
この2つのサイトでなければ、資格取得支援制度のある企業の求人は探せないのです。
上記のいくつかの検索条件を使った探し方をした場合に使いやすい転職サイトをランキングしました。以下の記事をご覧ください。
3つの条件で検索してみる
ここまで書いた条件を組み合わせて実際に検索してみます。 総合的に最も求人数が多くなりそうなのはtypeでしょうか。
typeでは「こだわり条件」というのがあって「完全週休2日制」「残業月30時間以下」「資格支援制度あり」の条件を設定できます。
検索。
全国で296件がありました。
まだ業種や職種、そして勤務地も未入力です。 業種は「メーカー系(電気・電子・機械系)」にでもしてみます。 これだけで16件にまで減ってしまいました。
職種も入れてみます。 少し範囲が広いかもしれませんが、「営業・企画営業」にしてみます。 検索結果は25件です。
業種を「メーカー」絞るとさらに少なくなり、3件になりました。
勤務地が東京の求人が2件、名古屋の求人が1件でした。 もちろん結果はそのときに登録されている求人によって異なりますが、私がやってみたときの結果です。
少ないように思えますが、これは一番多く出ることを考えてtypeを選んだ結果です。 全く同じ条件でDODAで検索してみると、全国で0件です。
転職サイトも特徴があるので、選び方は自分の目的に合わせないといけないということです。
3件じゃ転職は難しい?
typeで検索して3件。 これは少なすぎますよね。 そもそも東京や名古屋で勤務できない人だったら、応募することもできませんね。
ここで、資格をしながら勉強は難しいのかなと思ってはいけません。 例えば、残業時間は30時間以上でもまあいいかと思ったら負けです。
妥協するのはまだ早すぎるからです。
なぜ、こんなに条件に当てはまる求人が少ないのかわかりますか?
それは求人数が少ないところで見ているからなんですね。 つまり転職サイトで探しているからです。
実は求人はもっともっとたくさんあるんですね。 それが非公開求人と言われるもの。 転職の80%は非公開求人で決まっているとも言われています。
そして非公開求人を持っているのが、転職エージェントです。 転職サイトではないのです。
働きながら勉強したい人に有利な転職エージェント
転職サイトで探せるのは、公開求人だけです。 一方、転職エージェントは非公開求人を持っています。
サイトの検索で出るよりももっと多くの、そしていい条件の求人を転職エージェントは紹介してくれます。 しかも無料ですからね。
転職エージェントは転職サイト以上にたくさんあります。 どのエージェントを選ぶかが重要になります。 そこで活用したいのが転職サイトのデータです。
先ほど見てきたように、転職サイトごとに特徴や強みがあります。 今回は働きながら勉強できる転職です。
typeの求人が最も見つかりやすそうだったんですよね。 だから転職エージェントもtypeを運営している会社の「type転職エージェント」使えばいいんです。
ここで見てきた転職サイトを運営する企業はすべてエージェントのサービスも行っています。 でも、資格の勉強を重視するなら、type転職エージェントがいいわけです。
まとめ
資格の勉強が可能な転職に限定して、求人情報の探し方を戦略的に考えてみました。 私のおすすめは、type転職エージェントです。
転職活動をしているうちに、実は資格がすべてでもないなと思ってくるかもしれません。
そのときは、また利用する転職サイトや転職エージェントを考え直すべきだと思います。 転職の目的に応じて、選ぶべきで、その方が期待する求人に出会う確率はグッと上がります。
ここでは転職サイトの求人を元に見てきましたが、それは1つの特徴でしかありません。転職エージェントの特徴も意識してみてください。